ランの成長日記 18    (05−05−27 UP) 

2005−04−21(木)  体重
 むくむくとしてきた。体重を量ったら3300グラム。手術前まで3000前後で止まっていたのに、ここ2週間ほどで300グラムも増えたことになる。子孫を残すためのエネルギーが個体維持のためのエネルギーに振り向けられるようになったから、こんなに体重が増すのだろうか。お尻ばかりが大きかったのが、肩から胸のあたりもモリモリしてきた。顔が小さいからまだ可愛いが、これで顔まで大きくなったら、まったくのブーネコになってしまう。
 
2005−04−28(木)   バッタ
 今日は庭でバッタをくわえて帰ってきた。ランにとっては初めての獲物だ。緑色の5センチほどのバッタだ。廊下におかれたバッタは飛び跳ねる。それをランが追いかけ取り押さえる。バッタがじっとしていると手を出しバッタに触り飛び立たせようとする。何回も何回も同じような遊びを繰り返していた。そのうちバッタが見えなくなった。どこか物陰に入ってしまったのか、あるいはランが食べてしまったか。
 ランを外に出すときは名札と鈴のついた首輪をさせている。鈴音のためにスズメなどの鳥は捕まえられないだろう。おばさんは鳥を捕るのが上手で、何度もスズメを誇らしげに口にくわえて家に持ち帰った。

2005−05−03 (火)   食欲
 ランを抱いて体重計に乗る。続いてランを下ろして再度体重を量る。差し引きランの体重は3.6キロあった。ついでにおばさんを同じ方法で図った。2.5キロしかない。ランと1キロ以上も差がある。おばさんもかつては3キロ以上あったから、ずいぶん減った。食欲は異常なくらいあり、食べる量ではランと代わらないほどに見えるのだが、ここ1年ほどでめっきり痩せた。それでも特別悪いところもなさそうなので、年齢のせいだと言うことにしている。
 一方ランの体重の増え方も異常だ。1日に何回も食べるが、食べ物への執着は薄い。おばさんは夕餉の食卓に刺身や、魚の煮付が出ると、食卓に上がって食べようとるが、ランはそんな行儀の悪いことはしない。お腹がすくと、空になった餌皿の前におとなしく坐っている。おばさんのように鳴き声を出して餌をねだるようなこともしない。
 不妊手術をしたときは3キロほどであったから、1ヵ月で500グラム以上も増えたことになる。人間の年齢で言えば16,7才だから、筋肉がつき、体重が増える時期である。そこへもってきて、種族維持に向けられるエネルギーがすべて個体維持に向けられるから、太るのだ。今まではビスケットのキャッツフーズは幼猫用のものを与えていたが、以後はカロリーの低いものにしなければと思った。

2005−05−05   オッサンネコ
 最近では起きているときは外で過ごす時間が長い。朝は8時前に出してやる。1時間ほど遊んで、帰ってくる。昼も何回か出してやるが。もう必ず帰ってくることがわかっているので、最近では誰も気にしないのでどこで何をしているのかわからない。ほとんど家の周囲にいるようだ。
 海外旅行で1週間ほど家を留守にしていた娘が、今日帰ってきてランを見て、別ネコみたいに太ったという。寝ている姿がオッサンネコみたいだという。
 夜、2階の網戸を開けて外に出てしまった。帰ってきたときにはバッタをくわえてきたという。暗い中でよくバッタを捕まえられるものだと家の者は感心した。

2005−05−19   体重
 夜10時半過ぎ、8日間のシルクロードツアーから帰宅した。ランもおばさんも起きていた。旅行に出掛ける前、おばさんは下痢気味で、吐いたりしていたので、死んでしまうのでないか、ランはお腹が膨れているので、子供を生んでいるのではないかと、二つのことが旅行中気がかりだった。杞憂であった。おばさんは、行く前よりも元気になったように見えた。
 ランは一段と大きくなった。私に飛びついてきたが、以前は胸までジャンプしてきたが、やっと腰の辺りまでしか飛びつけなかった。体重を量って驚いた。4.1キロである。2週間もしないうちに300グラムも増えた。

2005−05−22  ミミズ・卵巣除去の影響・ダイエット 
 庭の芝生で盛んに下を見下ろし、何かをいじっていた。見ると10センチほどの黒くなったミミズだ。くねくねと動く生き物にランも用心しているようで、手を出してはミミズが動くのを見守っている。口を近づけるが、決してくわえようとはしなかった。それでも、かなり長いことミミズ相手に遊んでいた。

 最近のランは木登りもしない。隣家の庭をうろつくこともない。家の中でもかつてのように小さなぬいぐるみなどにじゃれることもまったくない。驚くほどの変わり方だ。もちろん発情もなくなった。ひたすら太るだけだ。卵巣を取ってしまったことで、すっかり別のネコになってしまったようだ。小さな器官であるが、生き物にとってはきわめて大きな役割を果たしているのだ。

 食事の量を制限したいのだが、おばさんと一緒だから難しい。おばさんは1日中ダイニングの食卓の周りにうずくまっていて、お腹がすくと鳴き声を上げる。抱き上げると手が直接あばら骨や背骨に触る感じがするほど痩せているので、おばさんにはたくさん食べてもらいたい。皿に餌を置くと、どこからともなくランがやってきておばさんの横から顔を突っ込んで食べ始め、おばさんを追いだしてしまう。おばさんは仕方なしにランが食べるのを待っていて、その後食べる。ランが外に出ているときに、おばさんに食べさせるようにするのだが、残した分をいつの間にかランが食べてしまう。




横座りの得意のポーズ 05−05−09

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