ランの成長日記ー8 (04/12/29
UP)
2004−11−22 羽虫
朝、余りに出たがり、玄関ドアにところに行って伸び上がっているので、出した。庭を飛び回り、雑草や低木に鼻を付けたりしていた。そのうち、リビングの前の地面で何かを追い出した。見ると、ハエくらいの大きさの黒い羽虫が相手だった。追いかけて、手で押さえ放し、また追いかけるといういつものスパーボールで遊んでいるやり方だ。そのうち、手で押さえて羽虫に口をもっていった。そして食べてしまった。あんなものがうまいのだろうか。 2004−11−25
バネ秤、おから
2キロまでの台秤ではランの体重を量れなくなったので5キロまではかれるバネ秤を妻が買ってきた。紙袋ならぬ布の買い物袋にランを入れて早速量ってみた。ランがいやがって出ようともがくので正確には計れなかったが2.2キロあった。最近のランは充実が著しい。手に持つと尻から股にかけての筋肉の盛り上がりを感じる。全身筋肉の塊で、贅肉がない。あれだけ動き回るのだから無駄な筋肉や、まして脂肪などないはずだ。 夕食時おばさんが例によって私の膝に乗ってきた。目の前にあったおからに首を伸ばし食べた。私が手のひらにのせて、おからをおばさんにあげたら、ぺろりと食べた。油揚げといい、おからといい、大豆製品が好きなのか。 2004−12−01 雄ネコ
昼間外に出したら、隣の雄ネコに追いかけられて、悲鳴を上げて北隣の家から逃げ帰ったという。危ないと妻は言う。そろそろ避妊を考えた方がいいのかもしれない。 網戸を自分で開けることができるようになったという。 2004−12−03 避妊手術
ネコ餌とトイレ用砂を買った帰り道、かかりつけの動物医院に寄って避妊手術のことを聞いた。奥さん先生が出てきて、避妊手術は7ヵ月、早くて6ヵ月からとのこと。だから、来年年明け以降になる。それまでは妊娠することはない。ただ、飼い主の知らない間に発情期を迎え、遠くに行ってしまい帰れなくなることがある。だから外に出さない方がいいとのこと。遊び盛りで出たがるからリードを付けて散歩させるのがいい。もし外に出すなら、首輪を付けて電話番号を書いておくことを勧めるとのことであった。 考えてみると、17年前の夏、我が家に迷い込んできたおばさんネコも、まだ子猫で、飼い主の家への帰り道がわからなくなったネコだ。目もよく見えない頃に道に這いだしてきて拾われたランは、なおさら放浪癖がありそうで、外に放すのは危険に思われた。
そう聞いて帰ってきてドアを開けた。とたんに足下からランが走り出た。私はネコトイレの砂などを抱えていたので、阻止できなかった。ランはしばらく庭にいたが、そのうち向かいの駐車場に行った。1メートルほどの土手に軽々と飛び乗り、車の下に入っていった。私がのぞくとじっとこちらを見ている。そのうち今度は隣のアパートの駐車場に行き、停めてある車の下に入った。しばらくしたまた駐車場にもどり、それから家に戻ってきた。ランは玄関先のコンクリートの上に背中をこすりつけて転がった。チャンスとばかりに私が捕まえて家に入れた。 2004−12−04 体重測定、ミーの埋葬
土曜日は定例体重測定日。妻がランを袋に入れ、私がその袋を秤のフックにつるし、目盛りを読む。ランが暴れて針が上下に揺れる。そのうち飛び出してしまった。再度やり直しやっと読みとれた。風袋をひいて2350グラムであった。妻は、ランの体重を量ることに執念を燃やしている。自分が拾ってきた猫の成長を確かめたいのだ。少し前の「週刊朝日」に7キロの雌ネコが載っていたが、ランも5キロを超えるのではないかと私は思う。 今日、やっとミーの骨を庭に埋めた。南西の隅だ。50センチほどの穴を掘り、白いコピー用紙を敷き、まず頭蓋骨以外の骨を置き、最後に頭蓋骨を置き、さらにコピー用紙を乗せ、それから土をかけた。埋葬がここまで伸びたのは、昨秋あたりはおばさんネコも衰弱が激しく、もう長くなさそうで、ミーと一緒に葬った方がいいと考えていたからだ。おばさんは今年の夏以降、元気になり、まだまだ先になりそうなので、ミーだけを埋葬したのだ。 これでやっとミーも土に帰ることができる。ランのときには私が生きているかどうか。 冬空と柿とラン 04−12−04 |