ランの成長日記 19       (05-07-03 UP)

2005−06−03  仰向けに寝る-1
 この頃寝ていることが多い。昼間、2階の私のベッドの上で仰向けに寝ていた。顔こそ横に向けているが、胸から足先までは真上を向いて真っ直ぐに伸ばして寝ている。こんな姿で寝るネコは、今まで見たことがない。お腹をさすっても目を覚まさない。死んだのではないかと思うほど熟睡している。

2005−06−16 体重、ミーに似てきたこと
 体重4300グラム。2ヵ月で1キロ増えた。腰からお尻がぼってりと大きい。
 朝の食事がすむとすぐ外に出ていく。庭の草木の中や、車の下などに座り込んで何もしないことが多く、庭から出ていくことも余りない。そのうちお腹がすくか、トイレに行きたくなると家に入ってくる。出ていくときは自分で網戸を開けて出ていくが、入るときは網戸の前で鳴いて知らせるが、自分で開けようとはしない。昼間は居間のソファの上か、2階のベッドの上でひたすら寝ている。寝ているときは少しぐらい触っても起きない。目が覚めると、毛繕いに余念がない。2年前に亡くなったミーとよく似てきた。
 おばさんは毛繕いをすることは滅多にない。だから触ると毛がごわごわしていて、ランやミーのようななめらかな感触がない。若い頃はもっと活動的で行動範囲もずっと広く、よくスズメを捕ってきたが、ランも、ミーもスズメを捕ったことがない。おばさんはミーを生んだ後に避妊手術をしたが、ランもミーも一度も子供を産むことなく避妊手術をしてしまったことが、こうした行動上の差に出ているのではないか、などと考える。。
 ランがミーと違うところは人なつこいこと。ミーもおとなしいネコで、膝の上に乗せてもいやがりもせず、いじられるままにしていたが、自分から人の膝の上に乗ってくることはなかった。ランは、ソファに座っている私たちの膝に自分から上がってきて、べったとお腹をつけて横たわる。これは、ミーはおばさんに育てられたのに、ランは私たち家族がミルクを飲ませて育てたことによるのだろう。


2005−06−20  仰向けに寝る-2
 今日の昼間は居間のソファの上でお腹を出し、両足を開くという不用心極まりない姿で寝ていた(下の写真)。揺すっても起きなかった。羨ましいほどの熟睡だ。

2005−06−25  おばさんのオムツ
 1週間ほど前から、おばさんネコがトイレの外にオシッコをするようになった。ネコ砂を入れたバットの中に入ることは入るのだが、真ん中まで入らないでお尻の部分がバットの外に出たままでするから、オシッコが外に漏れてしまうのだ。老齢でぼけてきたのか、それともあと5センチ真ん中に入るのを待てないのか。そのたびに雑巾で拭き取らねばならない。放っておくと廊下にシミが出来てしまう。昼間は気がつくからそのたびにふき取っているが、夜はそうはいかない。それで夜はオムツをすることにした。紙おむつを寝る前にする。おばさんはいやがることもない。朝起きると、紙おむつがびっしょり濡れている。1個128円もするオムツだ。
 小さいときから室内のネコトイレでするする習慣のついたランと違って、おばさんは4,5年前まではいつも外でしていた。それがある時から、外に行くのが間に合わなくなって、室内でするようになり、仕方なしに、バットにネコ砂を入れた室内トイレを、何カ所か作ったのだ。ミーも晩年はそれを使った。
 おばさんは一日中食卓の周りにうずくまっている。好物の魚の缶詰も余り食べなくなった。足つきもよろよろしているが、特に病気らしい症状は見せない。満18才。『ネコの気持ち』という最近創刊された雑誌を見ていたら、18才は人間に換算すると、96才とあった。昨年の全国平均のネコの平均寿命は9.9才とのこと。

2005−07−03 スズメ狩り
 ランは昼間はひたすら寝ているせいか、夜はよく外に出る。今時は季節柄、2階は雨戸も下ろさず、網戸にままにして寝る。網戸を開けて外に出るのだ。今朝、2階の私の寝室の外でランの声がして目を覚まされた。網戸を開けて入れてやる。時計を見たら、朝の4時で、もう明るかった。寝室から廊下にランを出し、また寝た。再度、ランの声が網戸の外でした。5時であった。どこかの部屋からまた外に出て、入ってきたのだ。2度も眠りを覚まされてしまった。
 日曜日なので、遅い朝食を取っていると、ランが外から帰ってきた。「スズメをくわえている」と妻がいった。とたんにランがスズメを放した。足元から飛び立ったスズメは食器戸棚の裏に姿を消した。何を思ったからランは玄関に疾走した。玄関の方で派手な音がした。行ってみると興奮したランが下駄箱の上に置いてあった花の植えてある鉢を落として割ったしまったのだ。スズメは戸棚の裏から出てきて、流し横の配電盤のところにとまった。まだ小さなスズメであった。出て行かれるように窓を開け放った。しばらくして、開けた窓から飛んで出ていった。
 首に鈴を付けているから、スズメは捕れないだろうと思っていたが、そうではなかった。ランにしてみれば、初めての大物の狩りだった。得意になって飼い主に見せようとくわえて帰ってきたのだ。おばさんもよくスズメをくわえて、唸りながら帰ってきた。


05−06−20 ランの寝姿
 
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