ランの成長日記ー11 (2005/01/23 up)
 
2005−01−08 思春期
 2800グラム。ここ2,3日おとなしく、外に出たがらない。玄関のドアを開けてもそこにしゃがみ込んでいて出てこない。噛むこともあまりしなくなった。ただ、高いところは相変わらず好きで、冷蔵庫の上、配電盤の下の小さな窓枠などに上がっている。
 子供から大人になるために、体も、心もその準備をしている。ランの思春期なのかと思う。
 
2005−01−09 けんか
 私たちは東海道歩きに出掛けたが、夕方戻ってくると、ランが外に出ていて近所の雄ネコと喧嘩して鼻先に怪我をしたと息子がいう。二階の窓が開いていて、そこから出たらしい。外のベランダで「ギャー」という声がしたので、息子が出てみると雄ネコとランがいたという。このネコは時々我が家の2階のベランダで昼寝をしている。2匹揃って庭に下りて行ってしまい、ランを捕まえて家に入れるのが大変だったという。捕まえてみたら、鼻先に少し血がにじんでいた。引っかかれたようだ。
 せっかくおとなしくなったと思った矢先のことだ。
 
2005−01−12 お尻と頭
 よく寝る。一日中寝ている感じ。はね回り、噛みつくランの姿がないと淋しい気がする。午前中、首輪をつけ、リードの繋いで1時間ほど外に出しておいたから、満足してよく寝たのだろうと、妻は言う。
 ランはお尻の大きさに比べて頭が小さいという。だから馬鹿なのだと家の者は皆いう。私はランは利口なネコだと反論する。うるさい時閉め出すと、押入とか、2階のベッドとかに一人でいって寝てしまうのは、飼い主の意向がよくわかってるからだと私は主張する。縄抜けの名人であることもランが利口なネコであることの証明だと私は主張する。賛同者はいない。
 お尻が異常に大きいので、後ろ足を揃えて坐ることができず、坐る時はいつも後ろ足を開いて坐ると妻は言う。
 夕方テレビで相撲を観ていると、2階から下りてきたランが私の膝に上がってきた。おとなしく膝の上に長々と横たわった。
 
2005−01−14 ホウレンソウ
 今日は1日外に出さなかった。夜ダイニングと廊下の間の引き戸を自分で開けた。昨日からこのドアを開けることを覚えたという。
 夕食の時、昼間私が菜園から収穫してきたホウレンソウのお浸しが出た。削り節をかけて食べる。味が濃くて美味しい。削り節というとミーを思い出す。パックに入った削り節を見ただけでミーは騒ぎ出した。お浸し等にかけた削り節を食べに食卓まで上がってきた。若い頃のおばさんも、缶詰のキャッツフーズが大好きであった。それで、キャッツフーズ以外の缶詰を開けるために缶切りを持ち出すと、条件反射的に寄ってきて、調理台に背伸びして手をかけ、ニャーニャー鳴いたものだ。それに比べるとランは食べ物に比較的淡泊だ。食卓の上に上がってきたが、ホウレンソウの上の削り節を食べるでもない。むしろホウレンソウを食べたそうにした。ホウレンソウだけをとってランの前に置くと、ぺろりと食べてしまった。その後、削り節をやるとこちらも食べた。食べ物の嗜好はネコによってかなりの差がある。スズメノカタビラといい、ホウレンソウといい、ランは草や野菜が好きなようだ。


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