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建築士をしている弟から、机の整理をしていたらこんなものが出てきた、と「西武八ケ岳高原海の口地区開発構想」という冊子が送られてきました。 |

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| 基本計画書 |
昭和47年(1960)12月に西武グループの西武都市開発�鰍ェ作ったものです。私がここに入ったのは昭和62年(1987)ですが、その前年に商号変更して�叶シ洋環境開発となった 会社です。いまでも地元の人に「ああ、西武の別荘地ですね」と言われることが多いですが、当初はアタマに「西武」の名が大きく冠されていたことによるものです。この 基本計画書が作られたのは昭和47年ですが、このあたり一帯の開発計画はずっと以前の昭和30年代にスタートしています。現在の姿と比べると、はるか昔々の話になります。
横岳の尾根沿いにあたるこのあたり一帯は国有林でした。それが西武に払い下げられた時期と規模、金額はいま手元に資料がないのではっきりしませんが、戦後の混乱期だと思われます。 国有林を民間会社に払い下げるなど、今なら自然保護の観点からも考えられないことですが、戦後のわが国の林野行政は愚行の連続と言われるように、緑を守るどころか破壊の方向に向かっていました。 独立採算の名の下に職員の給料を払うために国有林を伐採したり、切り倒した樹木を運び出すために観光の名を借りてスーパー林道を通したりすることが、最近までまかり通っていました。
このあたりを管轄するのは臼田営林署ですが、私は以前3代にわたる署長と親交を結びました。そのうちの一人は平成24年現在、明治神宮の森を監督する総責任者を務めていますがいまだに行き来しているほどです。 森のことにまったく無知だったのでこうした専門家と付き合う必要があったのですが、おかげで我が敷地の植栽の多くは営林署員の手で植えられたので元気に育っていますが、逆に 戦後の林野行政の無茶を知ることにもなりました。
例えば直径1.5メートルはくだらないカエデの巨木を輪切りにしたテーブルと椅子を買わないかと言われたことがありますが、こんな巨木いまではどこを探してもないでしょう。数百年の年輪を刻んだ原生木を切り倒して いたことがわかります。
話を自然郷の由来に戻します。西武鉄道は箱根土地社長にすぎなかった堤康次郎氏が1932年(昭和7年)に経営危機に陥っていた武蔵野鉄道の株式を買い集め、再建に乗り出すところから始まった会社です。川越鉄道、武蔵野鉄道、西武農業鉄道 といったローカル鉄道をつぎつぎに取り込んで大きくして戦後は国会議員として衆議院議長までつとめました。この間、政界とのつながりがあったのかもしれませんが、八ヶ岳の土地は西武に払い下げられます。 何百万坪という広さですが、このほか同時に、ほぼ同規模といわれる稲子湯あたりの国有地も払い下げを受けました。
払い下げを受けた横岳東麓一帯の開発を行ったのが、西武都市開発(その後西洋環境開発)です。 現在は特別清算された会社なので、すこし開発の歴史に触れる必要があります。
※特別清算とは

西洋環境開発の歴史
1960年12月 西武都市開発�梶i後の西洋環境開発の前身)が「西武八ヶ岳高原海の口自然郷」基本計画書発表。
1963年 荒れた牧場跡地に植林し、別荘地開発を開始。
1964年 4月26日 堤康次郎氏、心筋梗塞にて急死(76歳)
9月1日 東京プリンスホテル開業(510室、開業直前に西武百貨店から西武鉄道に移管される)
父の遺言で兄はホテル経営には手を出さないことになっていたという取り決めに違反
したためという。
1966年 清二氏西武百貨店社長に就任
1968年10月30日 八ヶ岳高原ロッジ新築完成
1969年 東京・目白にあった徳川義親邸を移築し「八ヶ岳高原ヒュッテ」開業
1970年 6月 西武化学(八ヶ岳の土地保有) が鉄道グループから流通グループへ移管
1972年 1月1日 西武化学から分離した西部都市開発�鰍ェできる。
八ヶ岳高原キャンプサイトオープン。西武都市開発、豪華ヨット「シナーラ号」をチャーター
1983年 セゾンカード発行
1985年 西武流通グループから西武セゾングループに。
1986年 1月 西武都市開発�鰍ェ�叶シ洋環境開発に商号変更。
1987年 3月2日 ホテル西洋銀座開業。日本初の本格的スモールラグジュアリーホテル。この年百貨店グループ売上高、業界首位に。
6月1日 このサイトの亭主、「海の口自然郷・なご原地区」にログハウスを建てるも仕事柄ほとんど八ケ岳には行けず。
1988年 リヒテルの助言で「八ケ岳高原音楽堂」完成。
12月15日 西武セゾングループがインターコンチネンタルホテルズ社を2800億円で買収。
1933年 西武百貨店が初の赤字に。
1995年 2月 西洋環境開発、広島県の第三セクター2事業からの撤退決定。
3月 西洋環境開発が5つのゴルフ場をゴルフ西洋に譲渡
4月 西洋環境開発、西武百貨店などグループ各社に150億円の第三者割当増資
10月 第一勧業銀行など8行が返済繰り延べに応じる金融支援を西洋環境開発に実施
1996年11月 西洋環境開発、八ヶ岳高原音楽堂を西武百貨店に売却
1998年 2月4日 セゾングループがインターコンチネンタルホテルを英バス社へ売却(3700億円)
1999年 清二氏すべてのグループ代表から退任。
2000年 7月18日 西洋環境開発�鰍ェ特別清算申請(負債5538億円)セゾングループが崩壊し「海の口自然郷」は西武百貨店
(ミレニアムリテイニング)へ移管された。
西洋環境の巨額の負債がセゾングループの解体に至る原因とされるが、実態は母体の西武百貨店の代わりに行なった
リゾートや美術関連事業の借入金が膨大になったことが致命傷とされる。
その後西武百貨店は「そごう」と経営を統合し「ミレニアムグループ」となり、さらに「セブンイレブン」を経営する
「セブン&アイグループ」の傘下へ吸収されていく。
2003年 西武百貨店、私的整理で減資。ミレニアムリテイリング傘下に。
2006年6月 セブン&アイ・ホールディングスがミレニアムリテイリングを買収したことで完全子会社
(百貨店事業の中間持株会社化)され、西武百貨店とそごうはセブン&アイグループの一員となる。
2009年8月1日 株式会社「そごう・西武」設立(そごうが西武百貨店とミレニアムリテイリングを吸収する3社合併)。
「八ケ岳高原ロッジ」は「そごう・西武」の子会社として存続。
この時期「海の口自然郷」の別荘販売窓口は西武池袋本店とそごう横浜店に置かれていた。
以降、「八ケ岳高原 海の口自然郷」の資産の所有会社は株式会社「そごう・西武」で、その下で (株)「八ヶ岳高原ロッジ」
が資産の運営管理を委託されているというかたちが続いたが、百貨店事業の慢性的赤字から、株主から「コンビニ以外の不採算
事業を売却せよ」という株主(バリューアクト)からの強い圧力でセブン&アイ・ホールデイングが経営合理化のため、
外資に「そごう・西武」を売り渡すこと決めたため経営形態が激変した。
2022年11月11日 セブン&アイ・ホールディングスが「そごう・西武」株式を外資の米フォートレス・インベストメント・グループへ
譲渡することを正式決定。
売却額は8,500万円という衝撃的な安値で、「老舗百貨店がたった8,500万円か」と世間は驚いたが、実態は 約2,000億円の負債を
フォートレスが引き受ける ことを前提としたスキーム。セブン&アイは売却前に 916億円の債権放棄を実施し、財務を圧縮したうえ
で譲渡。フォートレスはその後、西武池袋本店などの不動産をヨドバシに約3,000億円で売却し、投資回収を進めた。
2023年9月1日 株式譲渡完了 → 「そごう・西武」がセブン&アイから完全離脱しフォートレス傘下へ。
2025年4月30日 フォートレスが八ケ岳高原ロッジ、ヒュッテ、音楽堂の運営を子会社のマイステイズ・ホテル・マネジメントへ移管。実質的な経営交代。
7月1日 「マイステイズ・ホテル・マネジメント」が社名を「アイコニア・ホスピタリティ」に変更。
2026年1月31日 西武百貨店池袋本店にあった「海の口自然郷情報サロン」が閉鎖。この地をゼロから開発にあたったセゾングループが完全に姿を消した。
【 現在の「海の口自然郷」の事業主体 】
2026年現在の「海の口自然郷」の事業主体は「�株ェケ岳高原ロッジ」である。つまり会社自体は「そごう・西武」の子会社のまま存続するが、所有は投資会社の米フォートレス・インベストメント・グループで、そこが運営ノウハウを「アイコニア・ホスピタリティ」に委託しているというかたち。資本は西武系に残るも実際のホテル運営は「アイコニア・ホスピタリティ」というハイブリット体制。
「�株ェケ岳高原ロッジ」の本社は東京池袋のサンシャインシティービルにあり、本社も八ケ岳も幹部は「そごう・西武」から派遣されていたが、上記資本関係の異動に伴い、「アイコニア・ホスピタリティ」と入れ替わっている。例えば2024年秋に�株ェケ岳高原ロッジ社長として茂木光晴氏が着任したが、上記の移管にともないアイコニア・ホスピタリティから山本俊祐社長が発令され、茂木氏は「副社長」となった。2026年5月、用があって電話したら「もう八ケ岳にはいません」と言われた。おっつけ本人から電話があり、西武百貨店に戻り、9月で閉店する西武渋谷店の残務整理にあたっているとのことだった。
一方別荘事業は従来通り�株ェケ岳高原ロッジの経営となっている。現在、自然郷の二分の一は売却済みで残り半分が�鰍サごう・西武の所有。自然郷内の道路60キロは�鰍サごう・西武の所有。
※米フォートレス・インベストメント・グループ
すでに「八ヶ岳高原海の口自然郷」に山荘を構えている人なら思いは同じでしょうが、西洋環境開発がここだけの経営に専念していれば何の不都合も なかったことが上の年表からも読み取れます。バブル期に手を広げすぎ、土地を買い集めすぎ、金を借りすぎたことが破綻の原因で、この土地のリゾート開発の 構想そのものは多くの人の共感を得ていた事業だったのです。
セゾングループ、西武鉄道グループ、ともに一代で王国を築き、ほぼ同時に崩壊していった二つのグループは、背景となった兄弟の確執の歴史もまた ドラマチックなものがあります。「八ヶ岳高原海の口自然郷」はその確執と密接な関係があります。


昔は川越鉄道、武蔵野鉄道、西武農業鉄道と言ったローカル鉄道を一代で日本有数の私鉄、西武鉄道に育て上げたオーナーであり、政界では衆議院議長まで つとめた堤康次郎氏が亡くなったのは昭和39年(1964)4月26日だった。恒例に従い二日後には衆議院本会議場で追悼演説が行われ、遺族が参列した。本会議場には未亡人はじめ清二、義明の義兄弟が最前列にモーニング姿で並んだが蜜月はここまでだった。
故堤康次郎氏の追悼演説を聞く(左から)堤清二氏、操夫人、義明氏
=1964年4月28日、衆院本会議場ドン康次郎は艶福家で多くの「第二夫人」がいた。「康次郎の女性関係は派手だった。下はお手伝いさんから上は華族まで“女”と名のつくものであれば“手当たり次第”だった。お手伝いさんから女子社員、部下の妻、看護婦、マッサージ師、乗っ取った会社の社長夫人、秘書、別荘管理人、旧華族…社員たちの言葉の端にのぼっただけでもざっとこんな具合である。このあと始末は部下の仕事だった。愛人の数は有名な女優を含めて、正確な数は誰もわからないし、本人もわからなくなっていた」。
評論家の大宅壮一は、堤に「近江の知能犯」というレッテルを貼り、噂と断ったうえでこんな話を紹介している。「関東大震災の直後、一家全滅したようなところの焼跡に、かたっぱしから「堤康次郎所有地」と書いた棒杭(ぼうぐい)を立てた。どこからも文句がでなければそのまま、出れば法廷でお抱えの弁護士をつかって、所有権を証明する物的証拠を示せ、と争ったという。(ウイキペディア)3番目の正妻である操夫人の長子、清二氏と愛人として別邸を与えられていた石塚恒子の子、義明氏は早くから後継者争いを取沙汰されていたが、指名されたのは世間の思惑に反し、清二氏より7歳年下の義明氏だった。このことがのちのち兄弟の確執につながる。
亡父の遺志とはいえ、長兄なのに当時弱小だった池袋の小さな百貨店に過ぎなかった西武百貨店を与えられた清二氏は発奮する。20年余りのちには西武百貨店、西友、パルコなど約 200社、年商5兆円というセゾングループを築き上げる。一方、本業の西武鉄道など本体部分を引き継いだ異母弟の三男、堤義明氏も後述のように鉄道部門のほか100を超えるプリンjすホテルグループを擁するコクドグループを築き上げた。
兄弟が疎遠になったことを清二氏は2013年1月の朝日新聞のインタビュー記事でこう語っている。
「おやじが死んで、最初のころは月1回ぐらい、昼飯を異母弟と一緒にすることにしていたんですが、話が合わない。昼飯がおいしくも、愉快でもない。こちらも、あっちも会食 に積極的でない。以来、没交渉のような状態です」。また同じ「西武」なのにカードが互いに使えないことについても、
「1985年以降、グループの名から少しずつ『西武』を外したのは『鉄道離れ』を意識したわけではなく、例えば、クレジットカードが『西武』だと、他の百貨店が入れないことからです。 西武鉄道系のプリンスホテルでは、うちのカードは使えなかった。あそこのトップ(義明氏)は変わった人でしてね。『俺のところは、月賦で払うようなお客は、お客じゃない』 と言うわけです。カードによる支払いは月賦じゃないのにね」といった具合で、絶縁は今も続いている。堤義明氏は、西武鉄道のみならず、土地所有会社にすぎなかった「コクド」を足がかりに、日本中で100を超えるプリンスホテルを建て、あわせてゴルフ場、 スキー場を経営する一大レジャー産業に育て上げた。一方、堤清二氏の方も西武百貨店にとどまらずパルコ、西友、クレディセゾンなど小売流通部門に手広 く事業を展開、一時は世界一流のホテルグループ、コンチネンタルホテルを買収、ホテル西洋を経営し、ヨットハーバーまで運営するセゾングループ (旧・西武流通グループ)を作り上げた。辻井喬のペンネームで小説家、詩人としても高名で日本芸術院会員でもある。
セゾングループの中にあって小売業を脱して生活総合産業を標榜した堤清二氏の理想を具体化する企業が西洋環境開発(旧:西武都市開発)だった。 さらに言えば、この会社のみならずグループの理想をかたちにした核になる事業が現在の「八ヶ岳高原海の口自然郷」だった。
堤清二氏 当初は「西武海の口自然郷」という名称だったが、日本に多いチマチマした小区画の別荘団地にしてはならないというコンセプトで一族の女性たちが積極的 にアイデアを出したという。ヨーロッパ型のリゾート地を目指して事業は順調に進んだ。堤清二氏本人はじめ妹、堤邦子さん(パリに客死)など一族の別荘 が自然郷の中心部にあった(現在は処分されているようだ)。彼女は日本で結婚・離婚、フランスに渡り30余年間をパリで生活、この間カジノ船「ソシ エテ・リディア」を開業(フランス)したが4年で倒産、セゾングループが後始末をしたと言われる。
清二氏の母、操は倒産した東京土地の社長青山芳三の娘だった。堤康次郎は零落した青山家の姉妹四人がみな美人だったので、すべて“愛人化”しようとした。長女は”無事”だったが次女、三女・操、四女(16歳だった)と3人に手を付けた。三女の子が清二、四女の子が邦子だった。そういうこともあって清二氏はとかく”不行跡”が続いた堤邦子を経済的にも社会的にも支えつづけた。
当初「八ヶ岳高原海の口自然郷」の経営はよかった。だが、ほかでつまづいた。西洋環境開発は、バブル期に滋賀、宮城、群馬県などで積極的に大規模リゾート開発を手 がけたのだが、バブル崩壊で行き詰まり、経営が破綻する。1999年3月期には有利子負債5500億円、債務超過3700億円を抱えるまでになった。堤清二氏は「西 洋環境開発の処理ではセゾングループが最低1401億円を負担する」という確認書を銀行団に提出した。
グループのオーナーが決めたことだが、西武百貨店の社長や役員が反旗を翻す。グループとはいえ、西武百貨店が西洋環境開発の債務保証をしているわけで もないのに支援金を出すのは株主代表訴訟につながる、というもっともな理由だった。西武百貨店は交渉の席につかなかったため11月末に資金ショート寸前 まで追い込まれた。
その後セゾングループは西洋環境開発の特別清算について、第一勧業銀行など銀行団と話し合いが進み、合意にこぎつける。西洋環境開発が所有する未造 成宅地などの保有資産を売却し、傘下のマンション管理会社、不動産仲介会社などを営業譲渡する。 西洋環境開発に出資している西武百貨店、パルコ、西友、クレディセゾン、西洋フードシステムズの5社で 1000億円程度の支援金を負担する。そのうちグループ中核の西武百貨店は未上場企業の株式売却、池袋店を証券化して売却することで数百億円の資金を調達 するなどが骨子だった。このことは同時にセゾングループは堤清二氏と決別することを意味していた。
こうして2000年 7月18日、西洋環境開発�鰍ヘ特別清算を申請した。負債総額は5538億円だった。堤氏は1991年にすでに「引退宣言」をしていたが、その後も、 セゾングループの実質的な代表の立場を保ってきた。しかし西洋環境開発の処理をきっかけに、名実共にグループの代表の立場から退いた。
この間の、銀行がつれなく西洋環境開発�鰍�切り捨てる手口や私財100億円を出した経緯などを朝日新聞デジタルの「証言そのとき」というインタビュー記事(2013年 3月18日)で赤裸々に語っている。堤清二氏は経営者というより、やはりすぐれた文人「辻井喬」としての側面が色濃く出ている。これは有料配信記事なのと新聞社の サーバーにあるものなのでいずれ消されることから、テキストだけ別掲(「詩と芝居と経営と」9 引退 劇は失敗)した。サイトの亭主は人後に落ちない銀行嫌いだが、これを読んでリスクを取らずに冷酷に切る銀行商売がますます嫌いになった。
西洋環境開発�鰍フ消滅により同社が経営していた「八ヶ岳高原海の口自然郷」は、西武百貨店の管理下に移され、その後上の年表にあるように西武百貨店自体が持株会社の変遷や他の百貨店との合併を繰り返したことでめまぐるしく形態が変わったが、現在は株式会社「そごう・西武」の所有で、その下で関連会社の(株)「八ヶ岳高原ロッジ」が資産の運営管理を委託されているという形になっている。
堤清二氏死去
セゾングループを立ち上げ、1970年代以降の消費文化を育てるなど、経済人として活躍する一方、辻井喬(つじい・たかし)のペンネームで作家・詩人としても活躍した堤清二(つつみ・せいじ)さんが、11月25日午前2時5分、肝不全のため、都内の病院で死去した。86歳だった。親族で27日、密葬が営まれ、後日、お別れの会を開く。喪主は妻麻子さん。
西武グループ創業者で衆院議長も務めた故堤康次郎さんの次男として生まれ、議長秘書を経て、西武百貨店、西友ストアー(現西友)などの社長を務めた。堤義明・元西武鉄道会長は異母弟になる。
80年代から90年代初頭にかけて、西武百貨店、西友、パルコを中核とした流通グループを、生活総合産業を掲げ幅広い事業を手がけるセゾングループに育てた。進出した事業 は、ホテル事業やマンション販売、リゾート開発、金融サービスなど多岐にわたった。しかし、金融機関からの借入金に頼った拡大路線がバブル崩壊で破綻(はたん)し、ホテル 事業、リゾート開発などから撤退。2000年には不動産会社の西洋環境開発を清算する際に、私財提供を余儀なくされた。グループ企業の経営から退き、セゾン文化財団理事長を務めた。
また、詩人・辻井喬として61年の「異邦人」で室生犀星詩人賞、92年の詩集「群青、わが黙示」で高見順賞のほか、00年には日本の敗戦や戦後と向き合った長編詩「わた つみ 三部作」で藤村記念歴程賞を受けた。
小説家としては69年、婚外子としての自身の複雑な出生などをつづった自伝的作品「彷徨の季節の中で」でデビュー。経済人で歌人だった川田順をモデルにした小説「虹の岬」 で谷崎潤一郎賞を受けた。03年から04年にかけて朝日新聞に新聞小説「終わりからの旅」を連載した。04年に「父の肖像」で野間文芸賞。07年に芸術院会員、12年に 文化功労者。朝日新聞文化財団理事を務めた。(2013年11月28日付朝日新聞)
堤清二氏にはもう一つの顔があった。大学時代に共産党入党、「横瀬郁夫」という筆名でかなり知られた存在だった。しかし路線対立で除名処分になった。同じ共産党を除名された 水野成夫(産経新聞社長)らを主人公とした『風の生涯(日本経済新聞に連載)という作品がある。三島由紀夫のスポンサーでもあり、三島が主宰した「楯の会」のメンバーに 制服を提供したり、自決後の追悼会にポケットマネーから資金の一部を提供したほか、三島映画上映企画などでも損得を度外視して会場を提供したりしている。亡くなったのは、 三島由紀夫の命日、すなわち43年目の憂国忌の朝だった。
[西武鉄道グループの歴史]
堤義明氏
総帥、堤義明氏の生い立ちだが、堤康次郎と内縁関係にあった石塚恒子の間に生まれた(未入籍)。母は新潟県出身の歯科医師で衆議院議員をつとめた石塚三郎の娘。 早稲田大学商学部時代に康次郎から「冬の軽井沢に人を呼ぶ方法を考えろ」と言われ、スケート場を開設、成功を収めたことから後継者と見込まれたようで、康次郎が亡 くなった後、周囲では、「グループは次男の清二が継ぐ」と噂されていたが、三男の義明氏がグループ本体のコクド・西武鉄道グループを引き継いだ。オーナー就任後 10年ほどは康次郎の事業をそのまま引き継ぎ、おとなしくしていたがやがて折からのバブル景気とともに全国にプリンスホテルをつぎつぎ建てて隆盛に導いていった。
1973年 11月 西武鉄道社長。
1976年 7月 プリンスホテル社長(〜1987年6月)。
1989年 1月 西武鉄道会長。
びわ湖大津プリンスホテル 琵琶湖のほとりに「大津プリンスホテル」(2016年4月1日、びわ湖大津プリンスホテルに改称)が建っている。38階の高層ホテルで、高さは地上133m。滋賀県で最も高いビル であり、ランドマークとなっている。オープニングの時は招かれてサイトの亭主も泊まったことがことがあるが、見晴るかす一面の畑のまっただなかにそそり立っている。なぜこんな ところに、と思うところだが、理由は堤義明氏の父、康次郎がここ大津の出身だからである。父のモニュメントの意味がある超高層ホテルなのだ。こればかりではない。 滋賀県大津市御陵町にある大津市歴史博物館前には大きな堤康次郎銅像が建っている。軽井沢千ヶ滝にも像はあるがここのが一番大きい。
大津市の高台に建つ堤康次郎の銅像 ところで「プリンスホテル」 の名前の由来だが、戦後家計が逼迫した旧宮家や藩侯の屋敷を堤康次郎が買収し、下に羅列したように跡地にホテルを建てていったこ とに始まる。皇室御用達としては三越が長く君臨していたが、テレビの「皇室アルバム」放送で高島屋が食い込んだ。その一角に「西武」が入るための戦略という面もあり 、昭和天皇の皇女、島津貴子さんをプリンスホテル内のショッピングモール「ピサ」に社員として迎えたり、名誉職ながらプリンスホテル取締役にするなど皇室とのつなが をはかっている。
[プリンスホテルの場所の元の持ち主]
東京プリンスホテル・・・徳川家霊廟跡
品川プリンスホテル・・・毛利公爵邸跡
大磯プリンスホテル・・・吉田茂元首相邸跡隣
軽井沢プリンスホテル・・・元根津嘉一郎別荘
千ヶ滝プリンスホテル・・・朝香宮沓掛別邸跡
高輪プリンスホテル貴賓館・・・旧竹田宮邸跡
新高輪プリンスホテル・・・旧北白川宮邸跡
横浜プリンスホテル貴賓館・・・東伏見宮別邸跡
赤坂プリンスホテル旧館・・・李王家邸跡
といった具合である。一方でスポーツ振興に力を入れ、福岡にあった球団、クラウンライターライオンズを買収し西武ライオンズのオーナーとなり(1978年)、球団はパシフィック・リーグの 王者となり、何度もリーグ優勝・日本一と好成績を残している。スキー、アイスホッケー、フィギュアスケートの強化に力を入れ、日本オリンピック委員会(JOC)の初 代会長などを務める(〜1990年5月)など貢献した。長野五輪招致では大きな役割を果たした。
1980年代後半のバブル景気真っ只中、米国の経済誌『フォーブス』に「世界一の大富豪」(The World's Billionaires)として取り上げられ、その保有総資産額は3兆円 と報じられたりした。神奈川県の自宅から原宿神宮前のコクド本社までヘリコプターで“通勤”する姿がテレビなどでもよく放映された。
「頭のいいやつは要らない。物事の判断はすべて私が行う」と言ったり、土地所有会社にすぎないコクドを舞台に多くのホテル経営やレジャー産業に手をひろげ、借入金を 膨らませて帳面上は赤字経営にして税金をほとんど払わないという強引な手法も次第に批判を受けるようになった。筆者は親しくしていた西武ゴルフ社長や広報室長が一夜 にして飛ばされて唖然とした覚えがある。
仕事柄、義明氏とは何度か食事をしたり、ゴルフをしたりした。忘れられないのは上毛高原プリンスホテル開場の時だ。招待された我々数人はバスでこのホテルに出向いたのだが、 義明氏は夕方ヘリで到着した。ホテルの支配人には「4、5年は赤字でもいいが、そのあとは 黒字にせよ」と命じていた。まさに君臨していた。食事の時たまたま解禁時期が迫っていたボジョレーヌーボーの話になった。義明氏ボジョレーヌーボーの何たるかをご存じなかった。新しいブドウを強制発酵 させたもので云々と記者が説明した。すると広報部長を呼んでこの秋にこれでイベントをやれ、と命じたものである。
まだ日本の輸入量は微々たるもので大手代理店がほぼ独占していたからプリンスホテルが参入する余地はないと思ったのだが、解禁日に新高輪プリンスホテルに招待された。その時前年のソムリエ大会で 優勝したものの社内では一顧だにされなかった田崎真也氏が呼ばれ、シャンパングラスをピラミッド状に積み上げて上からボージョレーヌーボーを滝のように流すショーを見せられた。 どこで調達したのか不思議だったが、プリンスホテルの営業力を見せつけられたものである。
ついでながら、翌日ホテル隣接のコースで義明氏とゴルフをした。何番かのティーグランドで私が打とうとしたら、左上の斜面からドタンドタンと生き物が走り降りてきた。イノシシ と思ったので怖くはなかったが、小さいもののクマだった。クマの通り道をコースにしたので毎日の様に行き来しているとキャディーが教えてくれた。グリーンで寝ている時もあるというので、 驚いたものだ。
このあたりがプリンスホテルに代表される義明ワールドのピークだったのだろう。バブル崩壊後、西武グループの経営は次第に厳しくなっていき、2004年4月8日に西武鉄道が総会屋に利益供与をしていたことが発覚、西武鉄道の会長職を降りた。こ のときはグループトップにとどまったが、2005年3月3日、西武鉄道株式に関する証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載、インサイダー取引)の疑いが発覚したのが命 取りになった。
東証一部に上場していたが、2004年12月17日上場廃止となった。また本人も東京地検特捜部に逮捕され、起訴される(判決は懲役2年6月、罰金500万円、執行猶予4年) こととなり、コクドおよび西武鉄道をはじめとする、すべてのグループ会社の役員職から辞任した。
同時に、西武鉄道グループはメインバンクであったみずほグループへ経営権が移り、コクド・西武鉄道・プリンスホテル間をめぐる堤家との複雑な資本関係は、西武ホー ルディングス発足と第三者割当増資によるサーベラスらの外部資本注入により整理された。2006年3月27日の再編では、グループ持株会社の西武ホールディングスのもと にプリンスホテルと西武鉄道が入り、コクドはプリンスホテルが吸収する形となった。
本人も表舞台から姿を消していたが、2011年7月16日にグランドプリンスホテル新高輪で催された日本オリンピック委員会(JOC)と日本体育協会の創立100周年祝賀式典に 招待され、初代日本オリンピック委員会会長を務めた経緯から特別功労者として表彰された。このとき石原慎太郎東京都知事の隣に立つ写真や映像がひさしぶりにメディア に出た。
堤義明氏が226億円支払い、西武と完全に訣別(2016.2.10)
西武鉄道の有価証券報告書の虚偽記載で株価が急落したとして、同社とプリンスホテルを相手取り株主が起こした損害賠償請求訴訟をめぐり、西武ホールディングスは10日、元グループオーナーの堤義明氏ら旧経営陣から255億円を回収することで合意したと発表した。旧経営陣から、西武HDの筆頭株主である資産管理会社「NWコーポレーション」(旧コクド)の株式を取得する。これにより、西武HDと堤氏の間では、株式保有を通じた資本関係も完全に消滅する。
堤氏所有の株の処分形態。
元オーナーは完全に西武と訣別する。西武HDの前身である西武鉄道は、有価証券報告書の虚偽記載問題で2004年に上場廃止となり、株主からの損害賠償請求訴訟で226億円を支払った。西武側は、堤義明氏ら旧経営陣に責任があるとして支払いを求めていた。
堤氏は西武HD株を売却して現金7億円を支払うほか、保有するすべてのNW株(214億円相当)で代物弁済する。ほかの元役員4人もNW株を手放す。西武HDはこの金額を16年1〜3月期決算に特別利益として計上する。かつて上場していた西武鉄道などが株主から起こされていた損賠訴訟は十数件あったが、訴訟の大半が決着したため、西武HDは昨年8月、同社がそれまで支払ってきた金額を堤氏らに請求していた。
堤氏は「従前より、会社に生じた負担は、ほかの元役員でなく私が負うべきものと考えていた。会社に資産の提供を申し出、身をゆだねることとした。解決に至り感謝している」と表明。西武HDの後藤高志社長は「当時の最高責任者として、潔く責任を全うしようとする姿勢を真摯に受け止めたい」とコメントした。
夫人も去り、残ったのは愛人2人とJOC最高顧問の肩書だけ
新聞の経済面では上のようなことだが、裏事情とその後はどうなのか。それにこたえる「週刊新潮」の記事があるので紹介する。
西武ホールディングスが255億円の「立て替え金」を堤氏から回収する形だが、この255億円というのは事件で西武鉄道が上場廃止となり、被害を被った株主から訴訟を起こされ敗訴 したもの。賠償額はのちに西武ホールディングスが肩代わりしたが、2015年8月、堤氏と当時の経営陣4人が弁済を申し出てきた。とはいっても堤氏側にそんな現金はなかったので、会社 側はグループ内の持ち株会社「NWコーポレーション」の株を手放すことを求めた。
「NWコーポレーション」とは、グループの中核会社だった旧コクド(国土計画)を引き継いだ会社。今でも西武ホールディングスの株を15%持ち、堤氏はNW社の4割ほどの株主 だった。手放した株は910株。これは議決権が行使できる3分の1以上になり、株数がまとまっていることから1株3400万円の値段がつけられその金額は約309億円。そこから 西武ホールディングスが立て替えた255億円(遅延損害金を含む)を差し引いた。堤氏に残ったのは約54億円となる。
堤氏は表向き神奈川県二宮町の屋敷に住んでいることになっている。そこには夫人も住んでいたが住民は最近見かけないという。「堤さんの行状にあきれ果てて出て行ったと聞きました。 もともと堤家には『高輪スポーツ』というファミリー企業があり、テニススクールを経営し夫人が代表になっていた。NW社の株も29株持っていて1株3400万円の値がついているので総額 10億円近くになる。ところが4年前に夫人が代表を外れ、埼玉県の入間市に登記を移している」(西武グループ幹部)
入間市の住所には堤氏の愛人・O女史が住んでいる。もともと東京・杉並区の邸宅に住まわせていたので”荻窪夫人”と呼ばれていたが、事件後入間市の約1万平方メートルの邸宅に転居。 堤氏が7億6000万円の金融債と月々75万円のお手当を出していることが明らかになっている。そんな愛人のところに大事なファミリー企業を移したのだから夫人も面白いはずがない。
「しかしそのO女史が住む邸宅にも最近行ってないようで、コクド時代の秘書で、その後堤氏の愛人になったT女史と行動していることが多い。彼女は”コクドの女帝”と呼ばれ軽井沢 の広大な別荘をもらっています」(同)
西武グループから縁を切られ、傘寿を過ぎた堤氏にいま残っているのは「JOC最高顧問」の肩書だけ。あの世の堤康次郎氏が見たら何と言うだろうか。(「週刊新潮」2016年3月17日号)
◇ ◇ ◇
兄弟競いながら築き上げた二つの西武王国は、ほぼ同時に落日を迎え、カリスマ経営者も同時に姿を消した。サイトの亭主は双方を取材したことがある。堤清二氏のほうは 辻井喬という文学者としてのインタビューだったので経営の話は一切なかった。堤義明氏のほうは何度か食事を共にして、上述のようにゴルフを一緒にしたこともある。 共通しているのは両方の社員とも、客であるこちらのことなどまるで気にかけていなくて、ご主人様の顔色だけ伺っていたものだ。両方とも女優やタレントに手を出すのも共通していて 、そちらの面でも父親譲りのようである。


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| 開発当初の「八ヶ岳高原海の口自然郷」ははげ山に近い姿だった。=昭和35年ごろの撮影=、 |
「八ヶ岳高原海の口自然郷」が出来上がる背景にあった会社やしのぎをけずった二つの同族グループの浮沈をみたところで、当初に紹介したこの土地の開 発計画の話に戻ります。上の写真は「西武八ケ岳高原海の口地区開発構想」の最初の方に掲載されているものです。開発対象地区の航空写真ですが、冊子の発行された時期から見て 1960年(昭和35年)以前の撮影でしょう。
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| 開発当初の海の口自然郷のカラー写真 |
音楽堂はもちろんのこと、まだロッジもヒュッテもありませんでした。音楽堂前の道路の方が現在のエントランス道路より幅広いのが わかります。理由はこちらの方がメインだったからです。現在、誰でも「千が滝」方向から入って来ますが、この時期にはこの道路はありませんでした。 今では閉鎖されていますが、音楽堂前の道路の右側(北)の八ヶ岳林道側に入り口があったのです。
わが山墅のある区画を歩くと、直径1メートル前後はあったと思われる大きな木の切り株が残っています。真ん中部分が朽ちてそこからシラビソの苗木が育ったりしています。 戦後、国有地だったこの原始林に近い森を切り倒した跡です。当時の西武の総帥、提康次郎が払い下げを受けた経過は上述のようなことですが、なにか昨今の緑資源機構をめぐる国 のでたらめ林野行政を見る思いです。開発計画を見ると、ここばかりでなく同時に払い下げを受けた稲子湯のあたりに持っていた土地とあわせて大規模開発しようとしていたようです。
樹木が少なくて、写真でも区割りがわかるところは最初に売り出された小丸地区あたりですが、この時の売り出し区画は1000坪とか2000坪単位だったようで、広々としていました。現在は400坪前後に小分けされているので 隣とくっつきすぎています。それでも他の別荘地のように100坪とか150坪単位で団地のようになっているところよりはいいのでしょうが。現在では木が茂りすぎて、樹高も高くなり、赤岳や横岳も見えないとか、 男山方向や富士山も見えないということを聞きますが、現在、うっそうと視界をさえぎるまで育った樹木、主にカラマツが多いですが、これらはすべて、この写真以後に植えたかこぼれ種で育ったものです。
そして、自然郷の現在の姿が下の写真です。カラマツが繁って全体に青々としていています。幹線道路も緑の中に埋没してよくわかりませんが、左上の赤い屋根がロッジです。オーナーならここから類推して自分の山荘がどこなのか判断できると思いますが、開発当初の殺伐さからしっとりとした自然郷の雰囲気がわかるかと思います。![]() |
| 現在の海の口自然郷の全景(パンフレットから) |
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| ふんだんに池や野外劇場が計画されていた当初の設計図。 |
この図は「センターゾーン」の設計図です。エントランスから周遊道路の曲がり方、登山口に至るなご原遊歩道、杣添川などの記述から、現在の八ヶ岳高原ロッジあたりと 思われます。このあたりはペンションやコテージ風の宿泊施設、林間学校やレストハウスが配置されています。一つとして実現していませんがこれでよかったと思わせられます。 やたら人が多く出入りするありふれたリゾートの光景になったでしょうから。
ここからサイクリングロードが四方に伸びていて温室や花木園が配置されその先にはテニスコートなどのスポーツ施設、グラウンド、さらには円形劇場まで計画されています。 そして合計5つの池と水路。この図からは外れますが他の図面ではボートが浮かぶ池がたくさん計画されています。こういうのは実現していたら面白かったと思います。造園をやっている 友人が見て、「山の中ではあるがここはよほど水に恵まれているのだろう。親水公園のようなものを目差したのではないか」といいました。
現在のなご原地区の上の方、富士見地区、唐沢地区、杣添地区、高石地区などはこの設計図にはまったくありません。ホームページの「八ヶ岳雑記帳」でウソと
いう野鳥が大好きな
山口さん夫婦の話を紹介しましたが、私よりだいぶ古く、この図面が引かれた後に登山口近くに山荘を建てたのですが、こんな話をしていました。
「クルマで来るのですが、上の方は道路がありませんでしたね。今のヒュッテがホテルで、ここにクルマを置き、長靴に履き替えリュックを背負って登山口まで2キロほどでしょうか
家族でハイキングがてら歩きました」
なんだか、この時代が自然に還る原点だったような気がします。
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| 長くまっすぐな落葉松並木のエントランス | 目白にあった旧徳川邸を移築したヒュッテ |

私がいる八ケ岳高原海の口自然郷では「標高 1,500m」という広報の小冊子を季節ごとに出していて、頼まれて2009年4月発行の春の号の 「リレーエッセー」に原稿を書きました。
山上のシルクロード Y-632 宮崎 健八ヶ岳のカッコウの初啼きは5月20日です。この日付に3度も聞いたので結論づけました。ご近所のバードウォッチャーの方からも「それでいいでしょう」とお墨付き を頂きました。
昨年9月には8年に一度のヤスデの大発生を見ました。行列をつくって這い回っているのを3歳と1歳の孫娘が腕に這わせて遊びに興じていました。挙句クルマに乗せ て東京まで連れて帰るといいます。母親が震え上がって叱ろうとするので「この子達は一生虫が嫌いになるよ」と注意しました。
数年前に通りかかった方から「息子がヤスデの研究をしています。毒はなく無害ですが以前小海線の線路をふさいでから汽車ヤスデといわれてます」と8年ごと の大発生の理由と習性を教えていただいていました。孫たちはきっと「虫愛ずる姫君」のまま大きくなってくれるでしょう。
長年船医をされて陸に上がってからは八ヶ岳で過ごされていたご夫婦とお茶を一緒にしました。ヨーロッパの港町で仕入れた知識だそうですが、さらさらとタンポポ ワインのレシピを英語で書き残されました。さっぱりしたおいしいワインは今なお棚に健在です。
アメリカから持ち帰ったバードフィーダーに家内がテネシー州で買いました、と添え書きしたのをみて立ち止まった方と「私はナッシュビルのバンダービルト大学 にいました」と立ち話がはずみました。翌年、創立者のバンダービルドの館を訪れました。ロックフェラーと並んで全米で5本の指に入る途方もない鉄道王は別荘 までの専用線路を敷設しました。そのワインセラーで食事してアメリカ史の一端を知ることが出来ました。
「ヤマネに会いたい」と自分のホームページ「八ヶ岳の東から」に書いたところ、美鈴池近くの方から「今米びつの下に押し込めましたよ。早く来てください」と電 話。念願の対面をしました。その直後、音楽堂の前にいる従妹夫婦がネズミかしらと紙袋に入れて我が山墅に持参したのはヤマネでした。先日見たばかりなのですぐ わかりましたが、その夜一家5匹が台所の裏に逃げこみました。
餓死されたら困ると、清泉寮に付設の「やまねミュージアム」に相談したら湊秋作館長がトラップを持って駆けつけてくれました。「イギリスのヤマネは木の枝の 上を歩きますが、日本のヤマネは枝の下をぶら下がりながら走ります。目下、この違いが東西の専門家の最大の研究テーマです」。ともに酒好きだったので夜半ま で不思議な習性をうかがいました。こんな面白い話を独り占めするのはもったいない、自然郷の人たちに聞かせたいと思ったことでした。
ログハウスを建てて22年になります。私は「八ヶ岳シルクロード」と呼んでいますが、通りがかる方々からお話を伺うだけでソローの「森の生活」を読むように 、八ヶ岳の楽しみが深まるばかりです。 (次回は谷口様です)
◇ ◇ ◇
この「リレーエッセー」では次回の執筆者を指名できます。「次回は谷口様」というのは私が推薦した方で、谷口千吉夫人、谷口薫、つまり八千草薫さんです。こちらの文章は「八ヶ岳雑記帳」の 「八千草薫さん、お願いです!」の文末に掲載しました。

のオーナー会ができました(2012年4月)
サイトの亭主が多くの時間を過ごしている山墅は「八ヶ岳高原 海の口自然郷」と呼ばれていて、上述のように開発が手がけられてから半世紀以上が経ち、今では1400戸ほどの山荘が立ち並び、それぞれの生活を楽しんでいます。
2011年夏、突然地デジ問題が起こりました。この自然郷一帯にテレビ電波を送っていた男山の送信塔が突然廃止となり、南牧村の村営ケーブルテレビに入れ、と言われました。それはいいのですが、その工事費が「23万円」だといいます。NHKに聞いたら全国で高いところでも7万円です。おかしいではないか、と調べたら、実態は村民は無料、あとから申し込んだ村民でも自己負担は3万円程度であることがわかりました。要するにこの自然郷の住人だけ「23万円」という理不尽な扱いなのです。
自然郷内のあちこちで入居者の立ち話が自然発生的に起こり、そのうちの問題意識を持った人たちがすでに関係機関に働きかけていることもわかりました。 いずれの人も南牧村役場や総務省の地デジ関係部署をたらいまわしにされていました。
典型的な役所仕事で、個人で立ち向かっても打開策が開けないとみて富士見地区の原田威夫氏が自然郷で知り合った人を一人ひとりたどって話し合ううちに自然発生的に数人の有志が集まり「オーナー会」が結成されました。ほとんどが東京在住だったこともあり、霞ヶ関のクラブなどで会合を重ね、総務大臣へ陳情するまでこぎつけました。
総務大臣から関東信越電波管理局などに陳情書が回り、自然郷1300戸(当時)全体が「難視聴地区」と認定され「B-CASカード」の番号を通知すれば衛星放送経由でNHKと民放の 3局が視聴できるようになりました。 しかし、これはあくまで暫定的救済策でしかなく、平成24年3月末で打ち切られました。
【その他の問題がつぎつぎ発生】こうした自然郷住人への「敵視」策は、当時の南牧村長が共産党員、村議1人も共産党員ということでもたらされたものですが(その後共産党村長は失職、村議も落選)、これでは自然郷のオーナーは「金庫」(村の歳入の3,4割が自然郷から、と村長自身が告白)という理不尽な扱いから抜け出せないと、村役場と長い交渉の末、定期的にオーナー会と村長との懇談会が開かれるようになりました。
また、自然郷にはこのほかにも多くの問題が発生していました。
自然郷のプロパンガス供給は「カメヤ」(小海町)が一手に請け負っていましたが、デタラメで法令違反がたくさんあることがわかりました。例えばガスの分岐器具ですが、法令では劣化防止のため3年に一度交換が義務付けられているのに、殆どの山荘で放置され中には10数年経過というところもありました。
オーナー会では北杜市のミツウロコと交渉、安く、きちんと法令遵守をすることで多くの山荘が「カメヤ」との契約を破棄しました。「カメヤ」は全山荘の器具交換だけで3000万円以上かかるため耐えられず、自己破産、現在は岩谷産業長野に事務所ごと身売りして、なんの説明もされぬまま、従前の契約を続けられるようにして現在に至っています。プロパン契約はどこの業者を選ぼうがオーナーの自由なのです。
富士見地区に横岳の登山口があります。赤岳、横岳への最短コースというので近年人気が高まり、駐車場から溢れて数十台が路上駐車という日もあるくらいです。それはいいのですが近くの山荘で脱糞されるということが頻発しました。
登山者を敵視するのではなく、トイレがないのが誘因だと、村役場と交渉、登山口から30分ほど登った東屋のところに簡易トイレ2つが設置されました。
このほか、ごみ処理、カラマツ伐採、ニホンカモシカとシカの食害、放置家屋対策、外来植物による在来植物の後退 ・・・さまざまなテーマが発生しています。
互いの知恵を出しあって住みよい自然環境を作っていくために、志ある方々のオーナー会へ参加を呼びかける次第です。
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| 今年のテーマは「八ケ岳の高山植物」(画像クリックで原寸大に) |

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| 「オーナー会便り」その1(画像クリックで原寸大に) |
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| 「オーナー会便り」その2(画像クリックで原寸大に) |
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| 今年のテーマは「小海線の話」(画像クリックで原寸大に) |

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| 今年のテーマは「八ケ岳の昆虫の世界」〜今年は8年に一度の汽車ヤスデの大発生年〜(画像クリックで原寸大に) |
32年前の大発生では小海線が止まったことから「汽車ヤスデ」の名前が付きました。
9月上旬ごろから自然郷でもあちこちでみられるはずです。なぜ8年ごとなのか?そのメカニズムと、八ケ岳一帯で見られる昆虫の生態についても話していただきます。
パンフレットは7月10日過ぎに全戸に配布される「1500メートル」と同送されます。
今年のGWに自然郷にやってきた娘の家族がケーキを買いに佐久に行くというので。なんでロッジではダメなのか聞いたところ、「だってパンは『高原のパン屋さん』だしケーキは『たかちゃんファーム』だもん」と言います。
そういえばロッジでは、バケットではないけれど、ロールパンに近いガーリックパンがあって行列に並んだこともあるのですが、最近は見かけなくなりました。
G・Wにオーナー会幹事3人が岩見社長と会う機会があったので、この件を質しました。
2年前にも「パンとケーキはホテルの顔だから、是非とも自前で焼いてほしい」と申し入れていました。この時にはパン焼き窯が古くなって…と言うことだったので、クラウドファンディングでもなんでも協力するので是非にと言いました。その後予算がついてパン焼き窯が設置されたと報告があったので、よくなると思っていました。事態はこれとまったく逆行することです。
外注しているのかどうかは明言しませんでしたが、その場で社長から「善処します」と確約が取れました。
6月にロッジに行ったときに「花暦」のスタッフの責任者に「パン焼きの件は現場で聞いているか」と聞いたところ、ロッジのパン焼き窯で焼く方向で進んでいるとのことでした。いずれ正式に報告があると思いますので、どういう提供方法になるかなど判明次第また報告します。

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| 今年のテーマは「ジビエは美味し」(画像クリックで原寸大に) |
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緑陰トーク2023お話 日本ジビエ振興協会代表理事 藤木 徳彦さん 8月9日(水)午後1時から (講演ののちロビーで鹿肉ステーキとイタリアワインの試食会) 入場無料(試食・試飲も) 場所 八ケ岳高原「音楽堂」 主催 海の口自然郷オーナー会 協賛 �株ェケ岳高原ロッジ
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自然郷全体は昨年鹿除け防護柵で囲まれましたが、依然として食害は続いています。外からの侵入はなくなったものの自然郷内を縄張りにしていたグループ数十頭は残っているためです。
一方、南牧村では年間1000頭ほど駆除していますが、山の中で穴を掘って埋めるだけという旧態依然を続けています。いかにももったいなく、オーナー会では6年前から南牧村村長にジビエ処理施設をつくるよう申し入れていますがいまだ実現していません。
知る人は知っているのですが、鹿肉は特段に美味しいものです。ただ素早い処理と、部位ごとの切り分け、熟成が欠かせず、このため処理施設が必要なのです。近くでは長野県・原村と山梨県・北杜市明野町にあるのみで、地理的にも南牧村は適地で、なんとか、シカ駆除を美食文化に変えたい、というのが今回開催の願いです。
理解してもらうには食べてもらうのが一番です。ロッジの日隈進総料理長が目利きした美味しいシカ肉をさいころステーキにしたものを立食ですが試食していただきます。またシカ肉にはワインがいるだろうと原田威夫オーナー会会長らの提供でイタリアワインも楽しんでいただきます。
これまで緑陰トークはオーナー会と�株ェケ岳高原ロッジの「共催」としてきましたが、会社側の配慮した申し入れがあり、パンフにあるように主催と協賛の関係になりました。

海の口自然郷周辺のストーブ用の薪の価格が高くなるばかり、しかも店舗によってあまりにも値段が違うので、オーナー会では時々価格調査を行っています。今回は5年ぶりの調査です。
自然郷の周りにはわんさとカラマツがあります。自然郷開設60年ほどですっかり大木になり、伐るだけで1本2〜3・5万円、それを捨てるのにまたお金がかかるという悪循環です。これをストーブに使いたいところですが要注意です。
筆者の経験です。ストーブは北欧製で、鋳型の本体の上にブリキの煙突が屋根の上に突き出ているという一般的なものです。はじめ火力が強くて喜んでいたら、やがて煙突のつなぎ目からタール状の液体が染み出して、したたり落ちてきました。ここで業者を呼んだので大事には至りませんでしたが、これからが大変です。煙突内にタールが付着して蜂の巣状に育ちます。大きくなり乾燥した頃、炎が高いときに、これに引火して一気に燃焼します。煙突が真っ赤になるほどの高温で、為に火事になる事例が寒冷地で報告されています。
どうしてもカラマツを燃やしたい方には北海道などで使われている薪ストーブがあります。これは本体も煙突もブリキ製で、細長いバスタブのような形をしていて、かなり長い薪もそのまま使えます。北国ではごく普通に使われている「なんでも燃やしてOK」の薪ストーブです。ただし毎年、煙突掃除をする必要があります。近在では長坂に下りる途中の赤い橋の先にあるストーブ販売店やホームセンターの「カインズ」などで扱っています。
【薪に適した樹木は】
自然郷にある樹木のうち、上述のようにカラマツなどタール分が多い針葉樹はストーブに使う薪としてはあまり適していません。ナナカマドは「七回焚べても燃えない」という名前の由来通り始末に負えない木です。 シラカバはよく燃えますが、すぐ燃え尽きるのと大量の燃えカスが出る欠点があります。またすぐ腐食してしまいます。 一番適しているのは、ナラ(水楢)とクヌギで火力が強く火保ちがよいのでストーブの薪として使われるのはほとんどこの木で、以下に紹介するのは主にナラとクヌギの価格です。
1,海の口自然郷管理事務所 (TEL 0267-98-2224)5年前は864円、その前は756円。じわじわと値上がりして近在では一番高いという残念な価格です。毎回、どこよりも高いのは業者価格にマージンを上乗せするというイージーな方法を踏襲しているためと思われます。オーナー会では次回、安い仕入れ先をさがすなど一考を促すつもりです。
2,ジェイマート長坂店 (TEL 0551-32-0011)ジェイマート長坂店は長坂IC前のスパーオギノ長坂店に並んでいるところで表向きは「配達なし」ですが、ここからトン買いしている自然郷住人もいるので細部は直接交渉してください。
3、ナナーズ川上店 (TEL 0267-97-2321)以前はナナーズ小海店(0267-92-2116)でも薪を扱っていましたが、今は店頭に少し置いているだけです(川上店と同価格)。ここは毎年のように扱い業者が変わるのでそのたびに価格が上下、苦情が出たようで今は南牧村の兼業農家に変えましたが業者言いなり値段で、高くおすすめできません。
4,中部森林組合 (TEL 0267-92-2070)一時、一把売りをやめてトン買いだけでしたが、現在は事務所での引き渡しのみ一把売りをしています。トン買いでは2メートルほどのナラがトラックでドンとカーポートに落とされるので、チェーンソーで切断して斧で裁断するというワイルドな作業が必要になりますが、自然郷では多くの人がこの方法で購入しています。1トンから薪にすると100把ほど取れます。
5,南部森林組合(TEL 0267-97-2518)南部森林組合は川上村役場の隣です。5年前までは一把売り550円(配達、税込み)と安かったのですが、現在はやめてトン買いのみです。2メートルに伐った丸太が2トンダンプで届けられます。
カラマツだけなら5940円(/トン)、広葉樹なら何でも良いなら7700円(同)、ナラだと1万4300円(同)◇ ◇ ◇
以下でオーナー会が直接交渉して、近在では一番安い価格と思われる2店を紹介します。
◎ 「くのり」 (TEL 090-1695-3965)長坂ICからすぐ近くで、安い看板を見かけたので交渉したところです。「くのり」というのは苗字で、安くできるのは自分の持ち山だからとのこと。一把売りが主ですが交渉次第ではトン買いもできそうな感じです。薪は普通45センチの長さですが、ここのは少し短い裁断です。
以前にも紹介しましたが、小海町にある製材所です。自然郷での薪の価格がどんどん吊り上がる(昔1杷280円だった)ので憤慨していたとき知り合い、「安くしよう」と低価格設定から話に乗ってくれたところです。副業でしいたけ栽培をしていてこのほだ木(ナラ)が出るのと、足らなければ知り合いがいるのでこの値段でもやっていけるとのことです。ただし、30杷以上の注文でカーポート下ろしという条件です。
薪は普通45センチの長さですが30センチほどの短い薪しか入らないストーブのところもあります。特注することになりますが、作業する秋以降に連絡すれば注文に応えてくれます。
電話かFAXで注文、振込みという簡単注文です。
新津木材(�梶j 〒384-1102 長野県南佐久郡小海町小海4429−2
電話・FAX 0267-92-3688
振込先 八十二銀行小海支店、口座番号No、2000133 新津木材

清里の清泉寮にある「やまねミュージアム」の湊秋作館長には「緑陰トーク」の第1回で「ヤマネの話」をして頂きました。その湊館長から海の口自然郷の皆さんに緊急のお願いです。
講演のとき「海の口自然郷はヤマネが非常に多いところで特にサラサドウダンツツジがあるところは必ず居ると思ってもらっていいです」という話がありました。
その海の口自然郷からことし9月「ネズミ捕りにヤマネがかかった。なんとか助けてもらえないか」と緊急電話が入りました。ヒメネズミが多いので粘着型のネズミ捕りを仕掛けていたのだがそれにかかったということでした。洗剤で洗ったが落ちなくて途方に暮れての電話でした。
引き取りに伺ってまずマヨネーズで洗いました。これが一番粘着成分をとることが出来ます。それでも落ちないときはさらにサラダ油を加えます。
この方法でかなり粘着成分が取れて四足で立つことができるようになりました。リンゴやポカリスエット(生理食塩水のような働きがある)を与えるとさらに元気になったのですが、保護から2週間後死にました。死因はわかりませんがたとえもう少し生きていても冬越しは難しかったと思います。体重が冬眠に耐えられるまでには回復していませんでしたから。
天然記念物なので南牧村や県に届け出て、さらにDNA分析に回しました。ヤマネはアフリカやヨーロッパにもいて大陸からどういう経路で日本に来たかという研究に役立てるためです。ヤマネの死は残念ですが、今後の研究に役立ってくれるかも知れません。
そこで自然郷の皆さんにお願いです。ヤマネはヒメネズミと同じようなところに棲息しています。ヒメネズミは嫌われ者でネズミ捕りを仕掛けられることが多いですが、このため今回のような事故が起きます。昨年にはすぐ近くの原村の別荘地で同じことが起きています。
ネズミ捕りを仕掛けるにしても粘着式のものはやめてトラップ式にして頂きたいです。ヤマネが生きていれば森に解き放つ事ができます。どうしても粘着式がいいという方も、夏場は避けてヤマネが冬眠する10月下旬から4月だけにしていただけますようお願いします。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜湊秋作氏は現在やまねミュージアム館長、関学教授などの役職を離れ北杜市の長坂近くに「ヤマネ・いきもの研究所」を立ち上げています。
ヤマネ・いきもの研究所 �п@080−2959−5712以上
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コロナ禍でリモートワークの拠点として自然郷を使う方が増えてきました。オーナー会では数年前から、 会社側に対してWi-Fi環境の充実を働きかけてきました。ロッジの中ロビーはUSBポートやフリーのWi-Fiが完備していて、ここで「仕事をしている人も見かけますので需要は日々増していると思われます。こうした環境を個々の山荘でも使えるようにしたいということです。
具体的には自然郷内6ケ所にある監視カメラはインターネットに繋がっているので、これを基地局に周囲数百メートルにWi-Fi電波を飛ばせないか、さらにデジタル技術が進歩していて電柱に巻きつけるだけでさらに遠方に電波が飛ぶ「中継器」が開発されていると聞くが、こうしたものを利用できないか、などです。
�株ェケ岳高原ロッジでデジタル関係を担当しているのは取締役・別荘事業部長の加藤久智氏です。石見社長からの下命で7月から各方面との交渉をしていますが、このほど求めに応じて「中間報告」がオーナー会に出されました。
その報告を見ていただきます。(下記に掲載)
この報告でわかることがあります。オーナー会が出来たきっかけが、男山にあったテレビ電波中継局が突然廃止になり、南牧村のケーブルテレビに移行するように言われたことです。これ自体は全国で行われていることでいいのですが、問題は自然郷住民だけ「23万円」(現在は文中にあるように28万円)を要求している点です。村民は無料で、その後の転入者は5万円ほどですから明らかに共産党村長時代の逆差別そのものです。
Wi-Fi化でNTTの光ケーブル導入を検討している方がおられるかと思いますが、これが不可能なのです。自然郷内は電話線が張り巡らされていますが、これはアナログで光化には対応で来ていません。しかるに総務省の資料では南牧村はこのCATVを「光ケーブル」とみなしていて、南牧村は光化が完了しているから今後の工事予定はないというのがNTTの回答です。
もうひとつ問題点があります。スマホはインターネットとつながっているのでパソコンからスマホに繋げる「テザリング」という手法です。筆者(宮崎)もこれを多用していますが、自然郷ではDocomoを使っている人が多く、7月、8月はほとんど使い物になりませんでした。回線が細いせいでしょうか、数十本のメールをダウンロードするのに10分、ニュースサイトなどほとんど見られませんでした。逆に「au」は文中に有るように自然郷内2箇所に中継局が3年ほど前に設置されてスイスイ繋がります。しかしリモートなどで会社側から支給されているものはDocomo経由が多いので、「公用」は繋がりにくく、「私用」は繋がりやすいという、困ったことになっています。
急がれるWi-Fi環境ですが、自然郷内では時代に逆行したことが現実に起きているわけです。南牧村CATVに入るかテザリングで我慢するか、どちらかしかないという現状ですが、オーナー会では今後もなにか方策がないか各方面と交渉します。お考えが有る方はオーナー会事務局にご意見をお寄せください。
【海の口自然郷内でのwi-fi使用に関するお知らせ】よって、wi-fiを使用する方法としては、次の4種類がございます。
�@ 南牧村のCATV回線(YKTV 八ヶ岳高原テレビジョン)を使用
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| 今年のテーマは「八ケ岳から宇宙を覗く」 |
======================================= 緑陰トーク2022 「八ケ岳から宇宙を覗く」 お話 立松 健一教授 国立天文台野辺山宇宙電波観測所長 日時 2022年8月18日(木)午後3時30分から 場所 八ケ岳高原「音楽堂」 入場無料 共催:八ケ岳高原ロッジ 海の口自然郷オーナー会 =======================================講師は立松健一・国立天文台野辺山宇宙電波観測所長です。自然郷からすぐ近くにある野辺山宇宙電波望遠鏡はブラックホールの存在を世界で初めて観測によって「発見」したところで、深遠な宇宙の話をわかりやすく話していただきます。
パンフレットは既にできていて7月上旬、オーナーに配布される「1500メートル」に同送だれ皆さんのお手元に届くはずです。
鹿による食害がひどくなり、もはや見過ごすことができないほどになりました。そこで自然郷管理事務所が昨年1年間かけて、自然郷全体を防護柵で囲む工事を行いました。
そして今年。その結果はどうだったでしょうか。
結論からいうと「減ってはいると思いますが、自然郷内にはまだ数十頭がいると思われます」(管理事務所)。シカは春と秋に南北に移動しています。春先から小海町側から自然郷内に入り込み、餌がなくなる晩秋には清里側に出ていき、吐龍の滝付近で冬を越し、早春逆にまた北へという行動を取っています。そこで12月まで南側の防護策の何箇所かを開けておき南に移動したのを見計らって、ゲートを締めたそうです。
これでかなり減ってはいるのですが、シカは縄張りを持っていていて自然郷内を縄張りにしているグループは動きませんからどうしても数十頭は残るそうです。数えてはいませんが最盛期には200頭〜300頭いたのがかなり減ったとは言えるようです。
今冬は稀に見る大雪で自然郷内でも雪を掘って下の草を食べるということができなくて、4,5頭餓死しているのが見つかっています。これまで食べられなかったナナカマドの幹まで今年は噛じり取られていました。
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| このようなすのこ状の鉄板でシカを寄せ付けない」 |
グレーチングは、シカやイノシシなどの動物がグレーチング(格子状のもの)の上を歩きたがらない性質を生かした 獣害対策で、鉄製のすのこ状のものを敷き詰めます。どうしてもクルマの出入りと一緒に道路からシカなどが侵入するのでこれを防ぐ工事です。しかし、縄張りを守って、なお残っているシカをどうやって追い出すか難しいところです。
*自然郷でリモートワークをする方が多くなりました。オーナー会では自然郷全体を早くWiーFi環境にするよう会社側に申し入れていますがまだ実現していません。テザリングという手法でスマホ経由でネットにつないでいる方が多いと思いますが、昨夏、Docomoのスマホがほとんど繋がらない現象が起きました。次回の「オーナー会便り」は自然郷のデジタル環境の現状と見通しについて会社側のデジタル担当役員から説明をもらう予定です。

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| 「緑陰トーク2021」のパンフレット |
======================================= 緑陰トーク2021 今年の「緑陰トーク2021」のテーマは 「カラマツの話〜自然郷を取り囲む30万本。身近な樹木を知る〜」 お話 武井 富喜雄 元長野県林業総合センター所長 日時 2021年8月11日(金)午後3時30分から 場所 八ケ岳高原「音楽堂」 入場無料 共催:八ケ岳高原ロッジ 海の口自然郷オーナー会 =======================================パンフレット(右)もできました。7月上旬に全オーナーに発送される海の口自然郷の夏の催事案内「1500メートル」と同送でお届けします。
1昨年の緑陰トークで、はるか中国まで長距離飛翔するアサギマダラの話をしていただきました。そのとき、自然郷ではシカの食害で食草のヨツバヒヨドリが激減、 比例してこの蝶も減っているという話でした。
そのヨツバヒヨドリをなんとか増やしたいと、オーナー会では南牧村の障害者施設「すみれ会」の協力で苗を育てる試みをしてきました。苗は順調に 生育しています。開山祭での頒布を計画していましたがコロナ禍で中止になりました。緑陰トークの当日に販売を計画しているもののコロナの状況次第ですので未定です。
苗は順調に育っているそうですので、ご希望の方は直接「すみれ会」でお求めください。場所は前回案内しましたが、国道141号線、海ノ口?郵便局の信号を入りJR小海線海ノ口駅踏切を渡ってまっすぐ進んだ山あいです。
ヨツバヒヨドリは多くの山野草と同じく、 「2年草」ですので、今年種を蒔いたものは来年花を付けます。笹の中でも育つほど強靭ですが、シカの大好物です。ホームセンターで売っている金網とポールで囲いを作ってください。
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海の口自然郷オーナー会便り(2021年4月17日)しばらくです。GWも近づき久しぶりに八ケ岳に入られる方も多いと思います。この春の海の口自然郷lのニュースをお届けします。
コロナ禍で不確定なところもありますが、5月3日午後1時から例年の八ケ岳高原音楽堂で開催の予定です。コロナ感染の状況にもよりますが、拡大傾向のときは神事のみ、ということもありますのでロッジか管理事務所で確かめてください。
また当日は南牧村の障害者施設「すみれ会」がいつものように花苗、花木の販売を予定しています。一昨年の「緑陰トーク」のテーマは自然郷で多く見られる「アサギマダラの神秘」でしたが、その際、シカノ食害でなどで蝶の食草が激減し、少なくなっていることが取り上げられました。
このためオーナー会では「すみれ会」の藤森所長にアサギマダラの食草、ヨツバヒヨドリ(平地ではフジバカマ、高地ではヨツバヒヨドリになります)の苗の栽培をしてもらえないかともちかけたところ、快諾してもらい、昨年から育ててもらっています。今年も春先から播種したそうで、生育の状況にもよりますが、当日、苗の販売を音楽堂前で行います。同時に例年通り他の花苗の販売も行いますので、敷地で育てて見ようという方はぜひ購入してください。ヨツバヒヨドリは笹の間でも育つ強靭な二年草で、蝶が寄ってっくる花が見られるのは来年です。
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| 坂本直行「新緑の原野と日高山脈(1959) |
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| ヒュッテで展示の坂本直行絵画の説明文(ロッジ提供) |
谷口監督が亡くなった後、八千草さんは訪れた北杜市長坂にある「アルプ美術館」に坂本直行の絵画がたくさんあることをみて、個人で所有しているよりはと寄贈されました。「アルプ美術館」の鈴木伸介館長がもっと大勢の人に見てもらったほうがよいというので八ヶ岳高原ロッジへの寄贈を希望され、館長とロッジの岩見和敏社長両方と昵懇の原田武夫オーナー会会長が仲介して実現したものです。
寄贈といってもそんな経歴の絵画を全くタダでいただくわけにはいかないと、岩見社長は何がしかの対価を申し出られ、この絵にもっともふさわしい場所は、北海道ゆかりのヒュッテだろうと展示場所を食堂の壁面と決められました。ヒュッテは尾張徳川家の当主、徳川義親公の東京・目白にあった自宅を移設したものです。
この建物は徳川家の「領地」だった北海道・八雲の開拓地から取り寄せたタモ材をふんだんに使い、手斧(ちょうな)削りという建築史上からも由緒あるもので重要文化財指定が待たれるものです。目白にあったころ、日本最初のバイオリン演奏会などが開かれ、多くの文化人から革命家まで出入りした場所でもあります。先だってロッジが行った改築ではタモ材などが現在では入手難で、瓦も石の一枚板でこれまたなかなかないというので数億円の経費がかかった程です。
展示にあたったロッジからオーナー会宛に八千草さんの絵画展示の場所におく説明文が送られてきましたので坂本直行と、絵画がこの場所に落ち着くことになった経緯を別掲の写真を御覧ください。
これも八千草薫さんがらみになりますが、今年で4回目の「緑陰トーク」のテーマは、自然郷全体で30万本ある「カラマツの話」です。 講師は元長野県林業総合センター所長の武井富喜雄氏です。
北原白秋の詩に「落葉松」というのがあります。「からまつの林を出でて、 からまつの林に入りぬ。 からまつの林に入りて、 また細く道はつづけり。」と頭韻・脚韻が入り混じり、素人が朗読するのは難しいです。生前、散歩中だった八千草さんに朗読していただけたら・・・と声を掛けたところ「生きていたらね」ということでした。
朗読を諦めていたところ、ふとしたことで知り合った、東京のアナウンサーOGたちで文化事業をしている団体から、アナウンサーの一人が[「落葉松」を朗読したDVDがあるので送ると申し出がありました。講演会当日、音源だけでも再生出来ないか、試してみます。
開催時期は講師と音楽堂の催事との日程調整によりますが、例年8月15日前後です。決まったらまた報告します。
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海の口自然郷オーナー会便り(令和2年9月18日)今年の「緑陰トーク2020」は「フォッサマグナ発見の地八ケ岳〜異色の人、ナウマン博士と地質学から見た海の口自然郷〜」というタイトルで8月14日、音楽堂で開催、信州大、大塚勉教授にお話しいただきました。
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| 音楽堂定員の8割ほど入場で盛況でした |
フォッサマグナは中高校で学習するテーマでもあるので、南牧村の教育委員会を通じ中学生にもパンフレットを配布する予定でしたが、コロナ対策のおり、密集を避けたいということで生徒の参加はありませんでしたが、もし実現していたら大変な「三密」状態になるところでした。
飯盛山(めしもりやま)の登山口になっている南牧村の平沢峠がナウマン博士がフォッサマグナ発見した場所だということを知らなかった方が多く、「面白かった」「大塚教授の講演もわかりやすく、興味を引き立ててくれる話しぶりでよかった」などの反響をいただきました。参加出来なかったがオーナー会が制作したパンフレットをいただきたいという方もおられました。おかげでオーナー会への新規加入者も20人に届くほどの申込者がありました。
自然郷の入居戸数は1300戸ほどですが、個人情報の点から名簿が手に入らず横の連絡が取れません。「緑陰トーク」はこうした機会に加入を増やす意味もありますので、ご近所、知り合いに声をかけていただいて、新規加入者を募っていただくとありがたいです。申し込みは事務局で受け付けています。
登山口に春から「クマの目撃情報があります」との張り紙が出ています。登山者もみな腰に鈴をぶら下げて入山していますので、ホントか、軽井沢のように自然郷のごみ箱をあさりにくることはないのだろうか、との心配が寄せられています。
内藤富夫管理事務所長に聞いたところ「春先に富士見地区で目撃があり、あの張り紙になりました」とのこと。これまで八ケ岳にはクマの出没はなかったのですが、北相木村、南相木村では目撃情報があり、これは軽井沢といわば地続きなので不思議ではなく、小海町当たりで千曲川を渡って八ケ岳に入ることは十分に考えられることです。
内藤所長の話では、これまでなかったサルの目撃情報もあり、どうも時期的に冬眠から覚めたばかりのクマではないかとのこと。ただ、標高が高く針葉樹ばかりでクマの食料になるドングリなどは皆無の山なので住み着くことはないと思う。あれは迷い込んで移動中jのクマではないかと思う、とのこと。
オーナー会では毎年、南牧村村長との懇談会を開いています。これは、前村長時代にさかのぼりますが、この村は日本で2町村長しかいないという共産党系でした。そのためか我々がいる海の口自然郷を「金庫」とみなすような施策を取ってきました。例えば7,8年前の地デジ問題です。それまで男山にあったテレビ電波塔が廃止されることになり、自然郷でテレビを見るためには村営のケーブルテレビに加入しなければならなくなったのですが、南牧村村民はほとんど無料(その後の転入者も5万円くらい)なのに関わらず、自然郷に山荘を持つオーナーだけは23万円の敷設費用を要求されました、現在もそれは続いています。
オーナーは村民税も払っているのにおかしいではないか、というのでこれをきっかけにオーナー会ができたのですが、その後も、セカンドハウス減税問題でも「差別」が発覚しました。これは、ゆとりある生活を推進しようと国が全国で進めているセカンドハウス所有者の固定資産税を減税する(2割ほど)政策です。オーナーのほとんどが該当するかと思います。この手続きというのが南牧村だけ厳格です。ほかの自治体では「セカンドハウス所在地で年間11日程度の買い物の領収書」提出がクリア条件というところがある中で、南牧村だけは現在も「毎月最低2日程度、12カ月全部の領収書」提出、です。
こうした理不尽な行政が続くようなら村当局とオーナー会が定期的に会う機会をつくリ、意思疎通を図る必要があるというので、オーナー会有志と定期的に懇談会を開くよう申し入れて実現したものです。共産党系村長の時から始まり、2015年11月に自民党系の現在の大村公之助村長に変わってからも継続しています。
昨年11月、大村村長が再選され2期目に入ったわけですが、今年は副村長が変わったというので、顔合わせという意味合いがありました。前任は教育長から来た人でしたが、何事も「聞き流す」タイプで、オーナー会からの申し入れもほとんど聞き流しでした。今度は佐久や南牧村の郵便局長を定年まで勤めた有坂良人氏です。副村長は村長の個人的「助っ人」ですので地方自治体職員でなくてもいいので、今度は少し期待できるかもという程度の感触でした。
オーナー会からは自然郷で鹿の食害がひどくなっていることから、かねてからジビエ処理施設をつくるよう村に要請してきました。南牧村では年間1000頭処分していますが、全頭山の中で埋めているだけです。(猟友会員には耳と尻尾持参で1頭1万円支払)。もったいないこともありますが、折から農水省がジビエ普及のため食肉流通に欠かせないジビエ処理施設に補助金が出ることになりました。村の持ち出しはわずか1割ですむのでぜひ手を挙げてもらいたいということです。
八ケ岳高原ロッジはじめ周辺のホテルやレストランでもジビエ料理提供に意欲を見せていますし、長野トヨタが山中まで入れる「ジビエ処理カー」の貸し出しを始めたこと、茅野から甲府にかけてジビエ処理施設はないこと、北杜市にジビエの熟成に詳しい人がいることなど、オーナー会としてアドバイスできる情報をたくさん持っていますが、何しろ村に意欲がなければ実現はおぼつかないことです。副村長はじめ村役場の「やる気」に期待しています。
知る人ぞ知るでしたが、自然郷富士見地区には八千草薫さんがお住まいでした。昨年亡くなられましたが、夫の谷口千吉監督が山好きで山岳図書や山岳画をたくさん山荘に置いてありました。そのなかに今も多くのファンがいる山岳画家・坂本直行の絵画がありました。彼は坂本龍馬の子孫というのと帯広にあり観光客が必ず求める六花亭の包装紙のデザインをした人として有名です。
監督が亡くなったあと、八千草さんが「うさぎ小屋(山荘をそう名付けて手書きの看板も掲げられていました)に置いておくよりは・・・」と長坂にある日野春アルプ美術館にその絵を寄贈されました。そこの鈴木館長から「ここにあるより、もっと多くの人に見てもらえるのでは・・・」と八ケ岳高原ロッジに移す希望が寄せられました。
館長と社長の両方を知るオーナー会の原田威夫会長が仲を取り持って、目下その希望をかなえるべく各方面との折衝が進められています。もっと煮詰まったらこのオーナー会便りで報告します。
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海の口自然郷オーナー会便り(令和2年6月26日)![]() |
| 「緑陰トーク2020」のパンフレット |
今年の「緑陰トーク2020」は新型コロナウイルスの跳梁で開催が危ぶまれましたが、収束に向かいつつあることから開催することになりました。マスク着用、 ソーシャルディスタンス確保、窓を空けての通風などの対策を取りますのでご協力をお願いします。
今年のテーマは「フォッサマグナ発見の地・八ケ岳」パンフレット(右上)もできました。7月上旬に全オーナーに発送される海の口自然郷の夏の催事案内「1500メートル」と同送でお届けします。
昨年の緑陰トークで、はるか中国まで長距離飛翔するアサギマダラの話をしていただきました。そのとき、自然郷ではシカの食害で食草のヨツバヒヨドリが激減、 比例してこの蝶も減っているという話でした。
そのヨツバヒヨドリをなんとか増やしたいと、オーナー会ではこの春から南牧村の障害者施設「すみれ会」の協力で苗を育てる試みをしてきました。苗は順調に 生育していて、5月の山開きで販売予定でしたがコロナで中止となり、また8月の緑陰トーク開催時に販売することにしましたが、これも取り止めとなりました
。理由は移植の適期が6月いっぱいくらいで、8月だと移植しても枯れるということがわかったためです。ヨツバヒヨドリは多くの山野草と同じく、 「2年草」ですので、今年種を蒔いたものは来年花を付けます。移植適期を間違うと育たないので、今年はすみれ会で育ててもらい、来年の「山開き」 (開山祭)や緑陰トーク開催時に頒布会を開くこととします。
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海の口自然郷オーナー会便り(令和2年2月12日)オーナー会では2020年2月5日、�株ェヶ岳高原ロッジ幹部との懇談会を東京・内幸町のプレスセンターで開きました。
会社側からは岩見和敏社長、岩井盛幸取締役別荘事業部長、オーナー会からは原田威夫会長、高橋豊章、村山弘、宮崎健の各氏が出席、会社側からは報告、経営概況、オーナー会からは要望などを互いに開陳しました。
会社側から、昨年は自然災害が多く、さんざんな目にあったが別荘販売は順調で前年比170%で、営業利益は9%出る見込みです。 災害による被害で一番ひどかったのは、6月の「誘導雷」で、電気、LANなどがすべてダメージを受け、復旧に数か月かかりました。
※誘導雷 樹木や建物への落雷により、電線やケーブル等に過電圧や過電流が誘導される現象。誘導雷によって生じる雷電圧はエネルギーは小さいものの、電気機器にとっては過酷なエネルギーでダメージが大きい。7月は冷夏で、しかも雨がつづき客足に大きな影響が出ました。その前の台風15号でも登山口上の四阿(あずまや)あたりの南北2か所で大規模な土砂崩れがおき、オーナー会からの要望で設置してあった簡易トイレにも行けなくなりました。臼田営林署(現在は東信森林管理署)で修復工事を急いだ結果現在は復旧してます。
ホテルの「顔」と言えるのがパンとケーキです。上高地帝国ホテルには、ここの「ミルフィーユ」ケーキを食べるだけに訪れる人もいるくらいです。翻って我々がお世話になっているロッジでは、バケット一つとってもいつも少なくて品切れ、朝一番に焼き上がる頃並んだのに冷たいものが出てきた、などの話を聞きます。
オーナー会ではこれまで何度もパンの種類と量の改善をお願いしてきました。パン焼窯が古くて小さいのと新しくするには5000万円くらいかかるので‥という返事で長らくペンディングになっていました。今回やっと岩見社長の口から「近く新しくすることになりました」という返事を聞くことができました。
パン職人(ブーランジェ)はベテランがすでにいるので遠からず改善されるものと思います。ケーキ職人(パティシエ)は専門の人がいないようです。そこでオーナー会からは佐久が「日本三大ケーキの街」だそうだからそちらと提携するなどしたらどうかと提案しました。
ネットによると、一番は東京・自由が丘で、二番は神戸。三番に佐久がランクされている理由はケーキの材料になる果物が豊富なのと、この街からどういうわけかケーキ職人が多く育っていて、「佐久ケーキ職人の会」ができているほどだといいます。
昨夏、そのリーダーの一人の方が夫婦で経営する、おしゃれな店「Aimer」(エメ)でショートケーキを食べたのですが、480円でした。自由が丘の半値以下というのがなによりでした。
大村公之助村長は2015年11月の村長選で共産党の現職を破って初当選しましたが、2019年末改選期を迎えたものの、なかなか出馬表明しませんでしたが、結局、出馬して再選されたそうです。南牧村とオーナー会との懇談会は毎年開かれているものの、小さな村で行政能力が周辺の自治体と比べても著しく低く、懸案事項を数多くぶつけていますがほとんど前進が見られません。
オーナー会とはあと4年つきあうことになるので、次回の村長懇談会ではジビエ問題を再度ぶつける方針です。シカの食害は今では全国的な問題になっていますが、自然郷も例外ではなく、高山植物が全滅し、蝶の食草がなくなって八ケ岳名物の多くの蝶が激減し、樹皮を食べられて枯れ木が目立つなどの被害が出ています。
南牧村では年間1000頭のシカを処分していますが、山中に穴を掘って埋めるということを続けています。ジビエブームの時代に如何にももったいない話です。村は毎度、銃砲免許所有者の高齢化、人手不足を理由にあげます。また処理には1時間以内に「血抜き」をしないと肉に臭いがつくということもあり、その手間が現有人員では不可能といいます。
しかし、昨年9月、農水省がジビエの食肉処理施設に8割の助成金を出すことを決めました。県が1割出すので村はわずか1割の出費ですみます。またトヨタ長野が山中まで出向き、現場で加工できる「食肉処理カー」を作ったなど、環境が変わってきています。また隣の北杜市には鹿肉の解体処理に詳しい方がジビエ料理店を経営しているとも聞くので村長には再度勧めてみようと思います。
大村村長は懇談会のたびに登山道の付け替え話を持ち出します。もとはオーナー会から簡易トイレの設置を申し入れたことに始まるのですが、こちらは少しずつ進んでいるようで、四阿の少し上に赤岳。横岳の山容や富士山が見える木造の「展望テラス」ができたそうです。登山口から40分ほどのところのようですので、オーナーの皆さんも時間があれば一度登ってみてください。
また、現在、自然郷からの登山ルートは、杣添尾根を横岳の三叉峰(さんじゃみね)に直登するルートだけですが、今年度から隣の硫黄岳に至る新しいルートをつくる計画があるそうです。これにより登山口ー硫黄岳ー横岳ー登山口(あるいはその逆ルート)という周遊登山ルートができるので、登山客が増えることになります。阿弥陀岳などの八ケ岳南側と西側の茅野にかけてはすでに多くの登山ルートができているので、これらと組み合わせると多彩な八ケ岳登山ができるようになります。
昨年の自然郷での事故で最大のものは、散歩の高齢婦人が行方不明になり、今だに見つからないことでしょう。積極的に広報することでもないせいか口コミだけですが、今ではほとんどの方が知っていると思いますので概略と問題点を書いておきます。
昨年8月6日午前11時頃、富士見地区のすぐ下にある我が山荘の前に、救急車、消防隊員、警察官など2,30人が現れ、笹の中を長い棒で突いたり山荘のバルコニーの下を捜したりし始めました。何事かと飛び出してきた方もいました。
こうした光景は自然郷のあちこちで展開されました。翌日には前日の捜索班と入れ替わって同じ地区を別の捜索隊が徹底的に捜索したものの、結局わからず、全員3日後には引き上げ、あとは村の駐在のパトカーが定期的に巡回するということになったようですが、年が改まった2020年になっても行方不明のままです。
遭難したのは音楽堂の前のT地区の老婦人です。ご夫婦とも80歳を超えていて、前日のよる9時頃奥さんの方が散歩に出かけたまま帰らず、翌日あさ9時頃になってご主人が管理事務所に連絡して大騒ぎになりました。
自然郷には防犯カメラが何台かありますが、あるところでは「上に歩く姿」が、あるところのカメラには「下に歩く姿」があり、結局どちらに向かったかわからないことも混乱に輪をかけました。婦人には認知症があるものの足は達者で普段から遠くまで平気で歩いていたそうです。
このご夫婦以外でも「高齢者の行方不明事件」を聞きました。2年ほど前同じように行方不明になったものの、すぐ管理事務所に届け出たので、夜間全員が自然郷内を捜して発見したといいます。
オーナー会ではGPS機能で位置測定が出来る機器の貸し出しができないか会社側に申し入れたのですが、今回の場合、以前にも同じようなことがあり、ご主人がGPS機器を着装させていたけれど、それを取り外してしまったということです。
スマホにもGPS機能があり位置情報がわかりますが、これとて通知iを「ON」にしないことにはなにも役に立ちません。
このほか高齢夫婦だけで山荘暮らしをされている方も多くなりました。クルマの運転免許証を返納した方は買い物に支障が出ます。COOPの惣菜配達トラックや、遠方の家族が食べ物を冷蔵で届けていると見受けられる宅配便トラックをよく見かけます。
自然郷の高齢化問題は、今後ともよく話し合わなければと思います。
スマホ時代になりました。自然郷ではだいぶ前からDocomoの送信塔が開拓碑近くに建てられていて、山荘から直にネットに出られる環境ができていました。2018年にはAuが富士見地区の上にある配水池に送信塔を建設して昨年からネット環境になりました。
昨年のオーナー会便りではソフトバンクだけは「計画がない」との返事で、スマホは使えないと書きましたが、今回のロッジ幹部の話では、ソフトバンクも近いうちの設置を申し入れてきたそうです。日時は未定ですがまもなくネット環境になります。だめなのは新参の楽天だけです。
これとは別にオーナー会では自然郷全体をWiーFi環境にしてほしいと申し入れてきました。現在はPCからネットに出るためにはフリーのWiーFiがあるロッジまで行かなければなりません。これを山荘から直にネット環境にということなのです。
今回会社側から、「ロッジのデジタル対応については専門の担当者を置いて検討しています。オーナー会からは、現在ネット環境下にあって防犯カメラとして稼働している自然郷6か所を基地局に使えないかという進言をもらっていますが、一方で世は4Gから5Gへと動いています。この2つは根本的に違うので後から対応ということではすみません。5Gの内容がもう少し固まるまで様子待ちしているところです」という話がありました。
4月からNHKがネットで番組の同時配信を始めます。渋っていた民放キー局も右に倣えとなりました。南牧村のケーブルテレビがめちゃ高の23万円!というのがオーナー会結成のいきさつでしたが、村のCATVは4Gにも5Gにも対応していないのでそのうち再投資を迫られると思います。その金額をオーナーに押し付けてくるようなことがないよう注意しなければなりません。
デジタルの世界は変化が急速です。また機会を設けてデジタルの説明をしたいと思います。
昨年初夏に自然郷の何軒かの山荘に(総数は把握できず)NHKから受信料支払いの請求が舞い込みました。「支払いなき場合は法的措置云々‥」という、居丈高な文章で、腹を立てた方々からオーナー会に相談が寄せられました。
8年前、自然郷に電波を出していた男山の送信塔が打ち切られ、全山でテレビが見られなくなりました。南牧村のCATVに入るように、ということでしたが、その村営テレビが加入費用23万円という全国でも例を見ないべらぼうな価格設定を押し付けてきたため反対運動が起き、これがきっかけで自然郷にオーナー会が自然発生的にできました。
NHKの請求書は今もってCATVには入らないという人に送付されていることから、オーナー会では早速東京・渋谷のNHKに、見られないテレビに受信料請求とはどういうことかと問い合わせました。クレームはNHK長野放送局に回され、いろいろ折衝の後、現場視察に伺いますということになりました。
2019年8月27日、長野放送局技術の井上靖彰氏ら3人が長いアンテナがするすると伸びる電波調査専用のクルマで自然郷にやってきました。
オーナー会立ち会いのもと富士見、なご原、美鈴、小丸など自然郷全体で、高度な電波状況測定を行いました。ほぼ一日がかりでした。
その結果、なご原地区の杣添尾根の最上部に建っている何軒かの山荘では、高感度アンテナとブースターをつけることで受信可能であるものの、自然郷全体としてはほぼ全域で視聴不能との判断でした。
井上氏は「私一人では決められないので上司と相談しますが、海の口自然郷全体が受信料請求の対象にはならないと思います」と帰っていきました。
受信料請求がきた山荘は、以前B-cas カードを提出した家庭です。総務省がこの地区の難視聴対策として一時的に衛星放送からのテレビ受信を認めたことがあります。B-cas カードの番号を通知するとスクランブル放送が解除されて在京キー局のテレビのすべてが無料で見られましたが、1年ほどで廃止されました。このときの申請書に「将来、視聴可能になったときには受信料を払う」旨の文言がついていたことによるものだそうです。上述のようなことですので、請求書が来たお宅は今後とも受信料を払う必要はありません。
NHKの電波調査に立ち会った時、技術者の人たちと、完全な難視聴地区である海の口自然郷で村営CATVに頼らずにテレビを見る方法を話し合いました。
日進月歩のデジタル技術の世界についていくのは大変です。例えばこの時点(8月末)で「近く実現するのではないか」と言っていた、ネットでNHKの全番組を同時配信する計画は、2020年4月から始めることで総務省が認可しました。またこの時点では大反対していた民放キー局全部が、同じ4月からネット同時配信に踏み切りました。
4月からはスマホでテレビ全局が視聴出来るわけです(アプリは必要)。スマホばかりでなく画面が大きいパソコンでも見られるようになれば、村のCATVなどに頼らずとも情報が得られるので、昨年来オーナー会ではロッジ側に自然郷全体を早くWiーFI環境にしてほしいと要望しているのもこうした理由からです。
このほかにもテレビを見る方法はいろいろあるということを教えてもらったのですが、長くなるので、改めて「オーナー会便り」で報告したいと思います。
長年、”塩漬け”になっていた中部横断道路が動き始めました。2018年4月に佐久南ICー八千穂高原ICが開通(無料)、昨年には東名とつながる新清水ー富沢ICが開通、今年中には双葉JCTまで繋がります。これにより、静岡県清水区〜長野県小諸市までの全線132キロメートルのうち残るは、我々に関係する長坂JCTー八千穂IC間34キロメートルだけになりました。
昨年8月この区間の工事計画について、住民説明会が南牧村公民館で開催され、自然郷からも3,4人の方が出席されました。
公表されたルートですが、まだ「幅1キロ」の大雑把なものですが、中央道長坂からトンネルで掘り進められ、県境である国道141号線のJR最高地点あたりで地上に出ます。その先は滝沢牧場あたりから盛土方式で作られ、だいたい国道141号線のすこし西側を通り、市場坂からまた山間部をぬけて八千穂に至るコースです(ルートは南牧村のHPなどで見られます)。
自然郷に山荘がある方で伊豆半島の伊東、伊豆高原にも別荘がある方が結構おられて、そういう方は現在数時間がかりで移動しているのが半分になるというので期待されている向きもあるのですが、一方で大気汚染、騒音、動植物への影響を心配する声もあります。
そうしたオーナーが昨年8月28日ロッジに集まり勉強会を開きました。結果、長野県知事あてに、建設にあたっては環境保全に留意して、�@最高地点から先もトンネル方式に�A自然郷まで騒音が届くのではないか�B貴重な動植物への影響調査などを意見書にまとめて提出することになりました。
説明会に出席した大淵功氏(M-507)を提出代表者に、ロッジの勉強会出席の9人の連名で9月17日付で提出しました。
中部横断道の話が出たところで、最初のロッジ社長との懇談会に戻ります。オーナー会から、現在の自然郷エントランスの付け替えを考慮したらどうかという提言をしました。
現在、ロッジや自然郷に来る人の”正規”の入り口は市場坂近くの農協の集荷場前にあり、看板その他もここにしかありません。しかし、中央道を使って自然郷に入る人は、滝沢牧場入り口から開拓碑前を通る農道で入荘しています。また上信越道で来る人はJR小海線の踏切そばの南牧中学校から農道をつかって直接入荘します。つまり、「正門」から来る人は殆どいないということです。
この「正門」というのが中途半端な場所にあります。滝沢牧場方面から来る人や、野辺山駅からロッジへの送迎バスは141号線を2キロほど「行き過ぎて」から、農道を千ヶ滝まで1キロ「戻る」という図式になっているのを、中部横断道の工事を機に、141号線から直線で千ヶ滝まで入る道路を新しく作って、これを「正門」にしたらどうかということです。
またもう一つ問題解決の方策にもなります。現在、開拓碑前まで舗装工事が完成していますが、その先、東武の別荘地から滝沢牧場入り口まではでこぼこ道のままです。付近の人が「交通量が増えるのは困る」という理由で村に反対を伝えているためと聞きます。いつ開通するか見通しが立たないのが現状です。
それならいっそのこと、中部横断道の工事と同時に道路を付け替えたらいい、というのが提案理由です。
毎年夏に、�株ェヶ岳高原ロッジと我々海の口自然郷オーナー会の共催として音楽堂で開催している「緑陰トーク」も今年で3回目を迎えます。昨年秋以降いろいろ交渉した結果「八ケ岳が出来るまで」〜フォッサマグナ発見の地、南牧村とナウマン博士〜と決まりました。
講師は地質学が専門の信州大学総合人間科学系全学教育機構、大塚勉教授です。
誰しもが中学、高校で「糸魚川静岡構造線」「中央構造線」「フォッサマグナ」といった日本列島を分断する大断層帯について学びます。これを発見したのが20歳で来日し、東京大学理学部地質学初代教授となったドイツ人のお雇い外国人、エドムント・ナウマンです。
いまでは彼が掘り出した化石から「ナウマン象」に名を留めているだけですが、「日本の地質学の父」と言われています。明治8年(1875年)11月、現在の南牧村の平沢峠に立ち、平原の間からぽつんと屹立する富士山をみて、日本列島を横断するフォッサマグナ(大地溝帯)の着想を得ます。
平沢峠は360度の展望が楽しめる飯盛山(めしもりやま)の登山口になっていて、その駐車場にある獅子岩にはナウマンの名前がある簡単な立て看板があります。糸魚川市には「フォッサマグナ博物館」があり、彼の業績や、日本の地質学の歴史がひと目でわかる施設がありますが、本来はここ南牧村にあって然るべきものです。
大塚教授にはナウマンの人となり、八ケ岳の造山運動がどういう順番で起きたのかなど地質学から見た視点でお話しいただきます。
昨年の「緑陰トーク」のテーマは「八ケ岳の蝶」(アサギマダラとオオムラサキ)でした。その時の講演で八ケ岳、特に海の口自然郷はアサギマダラが春から晩秋まで、ほとんど年中見られるばかりでなく、日本の蝶250種のうち半分ほどが見られる日本でもまれな場所であることが紹介されました。
その理由は、自然郷では標高が下は1300メートルの小丸地区から上は1800メートルの富士見地区まであり、彼らが好む「気温21℃」という環境が、いつも確保されていることと、食草(正確には吸蜜植物)のヒヨドリバナや、ヨツバヒヨドリなどが豊富なせいだということでした。
しかし、シカによる食害でこうした植物がほとんど絶滅していて、蝶はなかなか見られなくなっています。オーナー会では昨夏来、JR海ノ口駅近くにある南牧村の障害者福祉施設「すみれ会」と交渉してきましたが、施設長が理解を示してくれて、この春からヨツバヒヨドリの苗を栽培してくれることになりました。
こちらからはヨツバヒヨドリは群生して育つので、大きめのポット容器に数本苗がある状態で販売してほしいと申し入れています。「すみれ会」は毎年8月1日前後に音楽堂で開かれる「山開き」で他の植物苗を販売していますのが、今年からこの祭りと8月中旬の「緑陰トーク」で露天販売することになりました。
蝶などの環境保全に関心がある方は、ぜひ、この苗をお買い上げいただき、自分の山荘内で育ててください。ヨツバヒヨドリはあまり場所を選ばないので、周りが笹というところでも育ちます。こうした蝶の食草が自然郷内で増えれば、アサギマダラはじめ多くの蝶が戻ってくるかと思います。
以上
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「緑陰トーク2019」のパンフレットが出来ました昨年、第1回の「緑陰トーク2018」として【ヤマネの話】(講師「やまねミュージアム」湊秋作館長)を開催しましたが、大変好評でした。会社側とオーナー会の共催というところが自然郷のあり方を象徴していてよかった、という声をいただきました。
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| 緑陰トーク「八ケ岳の蝶ーアサギマダラとオオムラサキ」のパンフレット |
オーナー会では開催案内のパンフレット(写真右)を作成しました。7月ロッジからオーナーの皆さんに発送予定の「1500メートル」夏の号に同封されます。
テーマがちょうど夏休み中の小中学生の課外活動にうってつけであることから、海の口自然郷の地元である南牧村と跡部館長がいる北杜市長坂町の子どもたちも招待することにしました。近くこのパンフレットを配布します。
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海の口自然郷オーナー会便り(令和元年5月17日)今年の5月のゴールデンウイークは元号が「令和」となって10連休、たくさんの方が山荘に入られたようで、カーポートはどこもクルマが停まっていましたし、5月3日の音 楽堂での「高原開き」ではオーナー会員の姿を例年より多く見かけました。
オーナー会では5月6日に八ヶ岳高原ロッジの岩見和敏社長と、5月7日に南牧村の大村公之助村長と相次いで会見し自然郷をめぐる諸懸案について話し合いました。この内 容について、少し長くなりますが、「オーナ会便り2019年5月17日号」として配信します。
◯社長懇談の内容「高原開き」で岩見社長が発表していたように、自然郷のシンボル、八ヶ岳高原ヒュッテがウエディング会場として生まれ変わります。
この建物は、1934年(昭和9年)東京・豊島区目白に建てられた徳川義親侯爵の自宅でした。昭和43年に海の口自然郷」に移築されたたもので、材木は北海道の原生林から のタモ材。柱、梁、床などは手斧(ちょうな)仕上げ。金具は 鍛冶屋の手造りです。
徳川の殿様は破天荒な人柄で、この建物では日本最初のバイオリン演奏会、マンドリン演奏会が開かれたばかりか、アナーキストから右翼の頭目まで集まり、まさに梁山泊と いうべき様相を呈していました。殿様は南方で虎狩りをして有名になったばかりか、「虎刈り」から頭の「トラ刈り」の連想で日本理髪業組合の会長まで気軽に引き受けています。 尾張徳川家に伝わる源氏物語絵巻(国宝)を場面ごとに切り取る英断もしていて、現在身近に絵巻の展示が見られるのも、この殿様のおかげです。興味がある方は このサイ トをご覧ください。
八ケ岳に移築されて50年、傷みが激しく修復に3億円くらいかかるというので二の足を踏んでいましたが、持株会社の「セブン&アイ・ホールディングス」が傘下で唯一のレジャー 関連会社である八ヶ岳高原ロッジのために5億円を拠出、大掛かりな修復工事が実現したものです。
当初建築にあたった竹中工務店に設計図が残っていたので、原型を崩さないようにしながら、小部屋3つをまとめて結婚式場に使える大部屋をつくるなどし、水回りや厨房を現代風の ものに入れ替えて使いやすさも勘案されているそうです。上述のように元の建物には北海道のタモ材が多く使われていますが、今では北海道にもなくてロシアから取り寄せたそうです。
このように建築学的にも価値ある建物なので国指定の文化財の認定を受けるべく手続き中で、早ければ年内にも指定を受ける見通しです。
改築されたヒュッテは主としてウエディング施設として使われますが、年中挙式があるわけでもないので、音楽堂では大きすぎるミニコンサートやホームパーティー、会議 室などとしてオーナー会の人達にもできるだけ安い価格設定で使ってもらうようにするということです。
修復工事は間もなく終わる見通しで、7月13日ごろにはお披露目を兼ねてグランドオープニングを行う予定。
【 ビンゴ大会が復活 】春、夏、正月にロッジで開催されていたビンゴ大会は2年ほど前を最後に中断していました。当初の説明では「音楽堂のイベントでロビーが混雑するので・・・」という ことでした。子どもたちには人気のイベントで我が家でも孫たちが、「ビンゴがないなら八ケ岳には行かない」というほどでした。昨年の社長との懇談会の席でこの話をして 、再開をお願いしました。
その過程で中断の理由がわかりました。どこの誰かはわかりませんが、ロッジ側に「ビンゴは景品表示法違反になる」と告げた人がいるようです。
ビンゴ大会など、どこでも行われているもので法律違反とは初耳です。調べてみたら、正式には「不当景品類及び不当表示防止法」と言い、商品やサービスの品質、内容、 価格等を偽って表示を行うことを規制して、消費者がより良い商品やサービスを受ける為に昭和37年に作られました。
利用者に対し,くじ等の偶然性や特定行為の優劣等により景品類を提供することを「懸賞」と言い、ビンゴなど抽選券、パズル、クイズ、じゃんけん等により商品が提供され るものを「一般懸賞」と言います。
「一般懸賞」の取引額の制限を見ると、「5,000円未満は取引価額の20倍 懸賞に係る売上予定総額の2% 」となっています。ロッジのビンゴの場合、ビンゴカード1枚1000円 ですから、2万円までは許されます。ほとんどの景品はこどものおもちゃやゲーム、大人にはキャンプ用品ぐらいでみな2万円以下の価格で問題ないと思うのですが、遵法精神 豊富な会社側は中止に踏み切りました。
しかし今回オーナー会からの陳情を受けて、ビンゴ大会復活を決めてくれました。詳細はまだ決まっていませんが、会場は新装なったヒュッテか音楽堂を使い、ビンゴカード は無料で配布する方法を考えているそうです。無料だとかえって混乱するのではと心配ですが、良い運営方法を会社側にお願いしたいと思います。
【 パンとケーキの充実を 】オーナー会ではかねてからロッジのパンとケーキの改善を促してきました。この2つはホテルのステータスを決める「ホテルの顔」とも言えるものだからです。焼き上がりの 時間に並んだのに冷たいパンを出されたとか、これだ!といえる名物のケーキがないことなどから、オーナー会の方でもなんとかならないかと以前から指摘されていたものです。
今年の春の10連休中に娘2人と孫たちが来ていて、中のひとりが誕生日だというのでパーティーを開きました。女性5人が買いに走った先はケーキが小海町の「敷島屋」。 パンは佐久の「ツルヤ」でした。我々男は発言権がないので見ているだけでしたが、これは本来、ロッジで買い揃えられるべきものだと思います。
会社側はパン焼窯が古いのと増設するスペースがないことなどでもう一つオーナーの要望に応えられないと恐縮していますが、なんとか早くパティシエ(ケーキ職人)とブ ーランジェ(パン職人)に有能な人と設備を備えてもらいたいものです。今回も再度お願いを申し入れました。
【 今年の緑陰トーク決まる 】昨夏「緑陰トーク」第1回をオーナー会と高原ロッジの共催で音楽堂で開催しました。自然郷にたくさんいるものの夜行性なのでなかなかお目にかからない「ヤマネの話」で、 大好評でした。
ロッジの岩見社長も継続的な開催に大変好意的で、今年も同じ時期に開催することが決まりました。「八ケ岳の蝶」(アサギマダラの神秘・国蝶オオムラサキ)という テーマでお話いただくのは、北杜市長坂町にある「オオムラサキセンター」の跡部治賢館長で、GW中にオーナー会幹事と内藤富夫・自然郷管理事務所長とでお訪ねして細部 の打ち合わせをしてきました。
自然郷はチョウチョが多いところで、日本にいる400種ほどの蝶のうち半分の200種ほどが見られます。そのため標本業者が敷地内にまで入りこんで採取、管理事務所と もども追い払うほどでしたが、近年はシカの食害で蝶の食草が激減して、たまにしか見かけなくなったのは寂しいことです。
アサギマダラは春に台湾方面から飛来して、東北・北海道南部まで北上し、秋には代替わりしながらまた南方まで2200キロ(マーキング調査での現在の記録)の旅をします。 自然郷に多いのは、彼らが好む気温「21℃」が、標高1300メートルから1800メートルある自然郷のどこかでいつも確保でき、また食草(正確には吸蜜植物)のヒヨドリバナ、ヨツバヒヨドリが豊 富にあるからで、6月上旬から9月末まで見られます。
オオムラサキもまた激減している蝶で、かつては北海道から鹿児島までどこでも飛んでいて、美しさから日本の「国蝶」になっているほどですが、これまた食草のクヌギの木が 日本中で激減していてほとんど見かけなくなりました。オオムラサキセンターはかつては町営施設でしたが、今ではNPO法人として休耕田を借り上げてクヌギを植林したり しながら広大な敷地でこの蝶を保護してます。
いずれも自然保護とか環境問題と深く関わることです。オーナー会ではとりあえず食草のヒヨドリバナ、ヨツバヒヨドリなどを増やすべく、南牧村の障害者施設「すみれ会」 が野草の苗を作っているというので(音楽堂での開山祭で苗の販売をしていた)責任者と連絡をとって、今後自然郷のあちこちで植栽をしていこうかと考えています。
こうした事業を進めるためには現状のオーナー会会員だけでは手が足りません。一人でも多くのボランティアの力が必要です。こうした問題に興味がある方、特に蝶や野草 が好きな方は是非手を上げていただきたいと思います。
緑陰トークのパンフレットは日程が決まり次第作成します。7月ごろ全オーナーに配布される「1500メートル」に同封の予定です。
○村長懇談の内容南牧村の固定資産税は高い。同じような規模でも軽井沢のざっと倍くらいです。 原因1 3年に1回の固定資産税評価額が実態に合っていない。 海の口自然郷内の評価物件が市場の相場を反映していない。 実情にあった土地に変更してもらいたい。 原因2 自然郷内の土地は100%宅地となっている。佐久税務署管内の 軽井沢では、地目を実態に合わせて「宅地」と「山林」に分けていると聞く。 原因3 南牧村の歳入に占める自然郷の固定資産税の比率が4割近くと高いため、固定資産税評価額を下げると 歳入に大きな影響があるためと思われるが、自然郷を歳入源とみなすのは筋違いで、歳入の増加は、 村の積極的な事業展開、活性化に依って生み出すものである。
南牧村の現状は「消滅可能性都市」(2014年総務省傘下の日本創生会議作成)に入っていて、2040年には20−30代の女性がマイナス52.3%になり、人口も現在の半 分になると見られている。すでに高原野菜の生産は減少しており、村内の製造業は今や1ケ所になっていると言う。
懇談会席上の村長の話によると、村の財政難の原因の一つとして選挙区の長野3区は長年、自民党が弱く、地方交付金が充分に取れないと嘆いていた。
【自然郷内の杣添登山道の付け替え】登山者駐車場に便所が無い為に、駐車場周辺で排泄が生じている。簡易トイレの設置をオーナー会から申し入れた結果、20分ほど上の四阿(あずまや)に2つの 移動式簡易トイレが設置された。さらに村長の提案で板橋地区の旧道を整備して林道との合流地点(せせらぎの小経の真上あたり)に新しい駐車場とトイレを設置する 案のその後は関係官庁との手続きは進捗している。
【八ケ岳への登山道が村内に2つもあるのに知られていない】村長は今後の観光事業について、登山道のPRに取り組む旨の発言があった。「南牧村には八ケ岳と言う景観豊かな観光資源があり、登山道が県界尾根、杣添と 2カ所あるにもかかわらず、観光事業として活かされていない。富士山麓の市町村や上高地では「山開き祭り」が盛んに行われて新聞テレビで多く取り上げられている。 南牧村でもこれからこうした祭りなどのイベントで盛り上げたい。
【鹿の駆除とジビエ】自然郷では鹿が増えて貴重な植物が絶滅の危機にあり、アサギマダラ等の昆虫も激減して、高山植物もほぼ絶滅している。鹿の駆除は南牧村だけで年間1000頭に奨 励金を出しているが、一向に減らない。また捕獲したシカは南牧村では埋設処分されている。北信,南信,松本地区では鹿の駆除と同時に、食肉生産加工施設を作りジビエ 料理が提供されている。南牧村,南佐久郡でも鹿肉の供給の体制を取るべきべきだとオーナー会から何度も進言しているが進展がない。今後も鹿の駆除対策を訴えて行く方針。
【森林の伐採】オーナー会ではたびたびこの問題について発信していて、既にセカンドハウス減税を受けているオーナーも多いと思いますが、この会合の席で村の総務課長より、 手続き方法や申請書の書類を受領して来ました。
関心のある方は別荘番号、氏名、電話番号を事務局にメール(下記)にてご連絡下さい。今後は個々の事情も勘案して対応していきます。 事務局連絡担当メールアドレス: murayama.hiroshi@lilac.plala.or.jp以上
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海の口自然郷オーナー会便り(2018年10月30日)【「セカンドハウス減税」をみんなで申請しよう】
「セカンドハウス減税」というのがあることは以前にもオーナー会便りで紹介しました。多くの人は「別荘」と「セカンドハウス」は同じものと思われるでしょうが、税制上はまた く別なものです。概略を説明します。
「別荘」というのは「日常生活の用に供しない家屋で専ら保養の用に供するもの」を言います。こちらはぜいたく品なので軽減はありません。
一方「セカンドハウス」は文字通り「第2の住まい」で「別荘以外の家屋で週末に居住するため郊外などに取得するもの、あるいは遠距離通勤者が平日に居住するために
職場の近くに取得するもの等」を指します。
どうすればセカンドハウスになるかと言うと月1日以上または年間12日以上居住すれば保養ではなく居住になります。
居住用に該当すると、固定資産税が1/6、都市計画税が1/3と大幅に軽減されます。また新築住宅で120平方メートルまでの部分は当初3年間の固定資産税が半分になります。
また購入時の 不動産取得税が4%⇒3%へ軽減されます。
平成10年に施行された国税ですが、運用は市町村に任されています。海の口自然郷に当てはめると、固定資産税が20%ほど安くなる計算です。筆者の山荘で計算してもらった ところ30年前に建てて現在では固定資産税が10万円ちょっとですが、南牧村の税務係から「2万円ほど安くなる計算です」と言われました。
20年も前に施行された法律なのに今までまったく知らされていなくて、自然郷でもここ2、3年でようやくそういうものがあることが知られるようになりました。南牧村との交渉で、
いったい広報をやったのかと聞いたところ、「しました」というのですが、20年前に管理事務所にパンフレットを置いた程度の広報では、とても周知が徹底するはずもありません。
20年前に新築した方なら不動産取得税も減免措置があったのですが、これまたいっさい知らされることなく現在まで来ています。
税収減につながるのでハードルを高くしておこうという南牧村の姿勢が出ています。例えば今年7月セカンドハウス減税の申請をしたところ突き返されました。冬の間は抜けているものの、 7月から10月まで100日超滞在しているからいいだろうと思ったら「毎月1日以上滞在していないからダメ」というのです。「月1日以上または年間12日以上」ではないのかといっても 受け付けません。
あきれた対応です。オーナー会ではここ1年ほどの間、村との交渉を進めてきました。その結果ハードルが下がった点もあります。例えば村は毎回の出入りにETCカードの使用明細の コピー添付が必要と言っていたのがなくなったことなどです。せっかくの制度ですのでみんなでセカンドハウス減税の申請を行ないましょう。以下に要領をまとめました。◇ ◇ ◇
(オーナー会と南牧村税務係との擦り合わせで合意したもので、なかば公式の申請方法です)
�@ ETCカードのコピー添付はいらない。 上述のように従来、必須とされていましたが、オーナー会では、オーナーはなにも毎回高速で来るとは限らないし、それに高齢者にはクレジット会社の利用明細の中からETC使用分を抜き出してプリントアウトするのは難しい、などハードルが高すぎる点の改善を申し入れてきました。その結果、ETC使用明細はいらないことになりました。ただしコピーできる人は 領収書(近在での買い物レシート)の代わりに使用できます。(後述)。
�A 毎月レシート2枚添付でOK毎月、近郊での買い物、温泉施設利用などの領収書(レシート)またはETC利用のコピーを計2枚添付。レシートは南は北杜市から北は佐久市に至る小海、佐久穂、南相木、北相木、 川上などの市町村での買い物、温泉施設など利用のもの。
「2枚の領収書は連続した日にちでないとだめ」と理解している方もいるようですが、買い物には1週間に一度しか下りない人も多いい、と言ったところ、
「2枚のレシートの期間が空いていても結構です」となりました。
10月19日井出係長に再度確認したところ、 「連続した日にちが望ましいものの、それはそれで仕方ないので、間隔があいたものは、その間滞在したとみなします。1週間ほ
ど空いた2枚のレシートでも結構です」とのことでした。
ETCの場合、例えば3月31日来て4月1日帰った時は2か月分に換算。(役場と確認済み。ただし年1、2回くらいにしてほしい。何度も繰りかえされるようなら再度考えるそう)
�B 申請時期いつでも良いが、毎年1月1日現在の居住実体で判断し、4月末に固定資産税額確定通知をするので、12月か1月くらいまでに申請するのが一番「効率的に」減税の恩恵に浴することになる。
�C 申請書はネットからダウンローでもよい申請書は役場にあるが、村のホームページからダウンロードしたものでもOK。
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(オーナー会の皆さんにはメールで案内しましたが、以下は省略します)==========================================================
海の口自然郷オーナー会便り(2018年5月23日)【「緑陰トーク」は8月15日午後3時から音楽堂で開催】
昨年のロッジ、山本社長との懇談で「緑陰トーク」をオーナー会とロッジとの共催で続けていくことが決まったことは前回のオーナー会便りで書きました。![]() |
| 緑陰トーク「やまねの話」のパンフレット |
この日はお盆休みのさなかであること。直前までこの日は「カラマツ(落葉松)でつくったチェンバロによる演奏会」が開かれていて(午後2時半まで)、そのまま流れてくる人もい るとみられ、かなりの人出が予想されます。
【社長が交代】(株)八ケ岳高原ロッジの社長が4月交代しました。前任の山本敏博社長とは緑陰トークのオーナー会との共催はじめ、パン焼き窯増設、従業員教育など多くの懸案をともに改善するなど協 調路線でやってきましたが、持ち株会社「セブン&アイ・ホールディングス」の役員就任ということで、ご栄転なのでやむをえません。
後任の社長は岩見和敏氏で、西武百貨店広島店長(取締役兼常務執行役員)からの異動で本店や関西の店舗で商品部長などを務めた方です。
折から、5月4日にロッジでオーナー会の有志8人が集まっていましたので(参加者:原田威夫、高橋豊章、村山弘、森達郎、奥忠勝、海老澤猛、渡部滋、宮崎健)、別席に招かれ、 岩見社長と顔合わせをする機会に恵まれました。
30分ほどでしたが、オーナー会とは今後も同じように協調路線でやっていきたい。パン焼き窯問題も一台数千万円するのでおいそれとはいかないが、皆さんのご意見も伺いながら自然郷 の環境保全などに取り組んでいきたい旨発言がありました。
【セカンドハウス減税で改善のきざし】南牧村村長との懇談会が5月7日に予定されていました。従来のように「聞き流す」態度では許されない、これまで要望したことへの回答の場としてほしいと、申し入れました。
期待していたのですが、この要求のせいかどうか村長は突然所用を理由に懇談会をキャンセルしてきました。やむをえないので、次、夏休みにオーナーが多く集まる時期に開催する方 向で再調整することになりました
。村役場との交渉は高橋豊章さんに引き受けていただいていますが、その後も交渉を続けていただいた結果、セカンドハウス減税について、ETC料金のコピー提出、毎月1回は 使用、その時近在の商店の領収書添付など、必要以上にハードルを高くしている点の改善を要求していただきました。税収減を恐れる気持ちはわかるが国のセカンドハウス減税趣旨は 違うところにあるのだから、改善をと申し入れました。
その結果、ETC領収書はいらない、月2日の近在商店の領収書添付など村役場もやや軟化の兆しが見えてきました。次回に報告ができるかと思います。以上
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海の口自然郷オーナー会便り(2017年10月27日)2017年10月3日南牧村役場で、行政側とオーナー会との懇談会が開かれました。出席者は南牧村側からは大村公之助・村長、池本利雄・副村長、津金初男・総務課長、オーナ―会からは原田威夫会長、幹事の高橋豊章、宮崎健、定住されている奥忠勝さんの4人。
冒頭、大村村長からこのところの村の様子やロッジやオーナー会との間の協調関係、懸案事項について話があり、前者では、高原野菜の村も労働力は外国人に頼っている現状で、昨年は従来からの中国人に加えてフィリピン、カンボジアなどからの研修生という名の労働者が600人入ったこと。後者の例として、環境省の「星空の街・あおぞらの街 全国大会」に南牧村が手を挙げて、29回大会を招致、会社側(ロッジ)の協力を得て音楽堂で10月21日、22日に大会を開くことなどの話題が取り上げられた。
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| 登山道の四阿(あずまや)脇に設置された簡易トイレ。 この道路は八ケ岳林道で、右に見える橋の脇が横岳への登山口。 この先 まっすぐ1キロほど行ったところに新登山道に予定の幕岩がある |
登山道の付け替えについては、1)JR最高地点からのルート 2)杣添川右岸の尾根ルートの2案があったが、駐車スペースがとれること、現在とほぼ同じ登山行程であることなどから2)に固まってきた。ただ旧臼田営林署(行政組織が変わって現在は林野庁中部森林管理局東信森林管理署)や県の環境部など関係官庁との交渉があり、先日環境部長と一緒に歩いた。現在はどの程度一般からの要望があるのか聞き取り段階で、OKがでるのはまだ先になる。
2)のルートは幕岩(せせらぎの小径を登ったところにある切通しのような巨岩)のすぐ下に駐車場がとれるスペースがあり、八ケ岳林道をすこし歩くと四阿に至るもので登山行程としては現在とほぼ同じ。現在でもクルマで幕岩直下まで登れるが、整備して今よりも広い駐車スペースをつくる。「登山口」にあたるのは、現在国道141号線から自然郷にいたる裏道として使われている道路の、開拓碑すぐそばにある橋を上がったあたりになる。数年前に完全舗装されていて、道路整備はここから上だけですむ。
これについてオーナー会は南牧村に以下の点を申し入れた。
1)自然郷のオーナーは定住している人を除いてほぼ全員「セカンドハウス」として使っているのだから、手間暇かかる申請書を省いて全員に「セカンドハウス減税」を適用すべきではないか。
2)固定資産税は土地と家屋に課せられるものだが、「セカンドハウス減税」は家屋はダメで、土地に対してだけ適用される。ところが自然郷の「地目」の項をみると「宅地」となっている。ほかの別荘地は「山林」となっている。これが自然郷の固定資産税が高い原因だと思うが、地目を「山林」に変更できないか。(適用されれば固定資産税はざっと半分になる勘定)。
この時点で村長が途中退席した(いつものことで)。後に残った副村長と、総務課長(税務係も兼ねている)に問いただしたが、二人とも決断できるタイプではないので、1)については「国の制度で"月に一度くらい使用"ということになっている」、2)についても「自然郷が売り出したとき土地について"宅地"として売り出したのがそのまま今に至っているのではないか。地目の変更はむずかしい」という、のらりくらりとした対応だった。
オーナー会がこの地区の固定資産税の問題を担当している東信県税事務所税制課に問い合わせたところ、「セカンドハウス減税」は国の制度ではあるが、運用はすべて市町村に任されていて、こちらから指導や改正をうんぬんできない。地目の変更についても「宅地」と扱うか「山林」にするかは市町村それぞれの判断にゆだねられている、ということだった。その、南牧村が税収減につながる上記のような件についてよい返事をすることは期待できないが、地デジ問題はじめなにかにつけ自然郷を「金庫」としか見ない南牧村には折につけ是正を求めていかなければならないというのがオーナー会としての結論だった。
固定資産税は逓減されていくものだが、はたしてそうなっているのか、ということもある。先の東信県税事務所税制課の話では、固定資産税の基となる「資産評価に関する審議会」(構成メンバーは有識者、法務局登記官、建築士会、大学教授、市町村職員、県)は3年ごとに開かれていて、次回は平成30年に開かれ評価替えが行われるとのこと。形式的な審議会かもしれないが、審議会の詳細は近々、長野県のホームページで公開されるというので、その審議会に意見を申し入れることができないか、オーナー会で検討することになった。
最初は「寒冷地仕様だから高くなる」ということだったが、オーナー会で調べたところ寒冷地だろうと温暖地だろうとほとんど変わらず2000円程度の部品であることがわかった。次には業者の言いなりになっているのではないか、相みつ(複数社の見積もり)をとっているのかといったところ、「3つの業者から取っている」と答えたが、オーナー会で調べたところ、3社というのは工事を請け負っている中部電力の子会社、その下請け、そのまた下の孫請けの3社だった。これでは競争原理が働くわけがない。
また南牧村は、ケーブルテレビの配線を自然郷まで引くについては、村からも金を出しているので応分の負担は仕方ないという。だが、敷設に当たっては、従来からあった農水省からの交付金で引いた農業無線が土台になっているうえ、ほとんどが国からの助成金で、村の支出としては数百万円と聞いている。自然郷1300戸のうちすでに村のケーブルテレビに入った人は663戸(平成28年度)だというから、これまでに自然郷から1億5249万円入ったことになる。十分すぎる利益を得ている。
以上のことから、オーナー会からは
1)行政として一度決めたことを撤回するのは難しいのは理解できる。一方、IT技術の進歩はめざましく、来年からNHKがネットでテレビを流すなどどんどん変わってきている。この際、「テレビとネットをセットにした新料金体系」を作れないか。スマホの普及がすすみ、ほとんどの人が使っているが、自然郷ではロッジでしか使えないので「自然郷全体をwi-fi(無線LAN)環境にしてほしい」という声が高まっているのでこちらの要望とも合致する。 (自然郷の無線LANについては会社側にも要望を出している)
2)村のケーブルテレビのうち、ネットのプロバイダー料金が高い。都会の料金体系と大差ない。セカンドハウス減税と同じで、短期滞在向けに、3カ月とか半年といった短期の契約料金を検討してもらいたい。
3)ケーブルテレビはインターネットのツールでもある。村はIT時代を見据えてこれから独居老人の見守り、過疎地区の医療などにネットを生かすような発想をもってほしい。一時的な「収入源」という発想はやめてもらいたい。
などを伝えたが、この時点で村長は退席していて、副村長と総務課長だけが相手。この二人は、決定できなくて、オーナー会からの話をただ「聞き置くだけ」という態度に終始してるので埒があかないこと甚だしい2時間であった。次回、村との会合があるときは、これまでのオーナー会からの申し入れや要望についてはっきり回答と言えるものを出すことを要求したい。
そこで、清里の清泉寮にある「やまねミュージアム」の湊秋作館長に白羽の矢を立て交渉しました。本人はロンドンにいて10月まで帰国しないというので、メールでやり取りした結果、快諾してもらいました。実施時期は来年夏のお盆休み直前の土曜日を目途にして、音楽堂のリサイタルの合間になど日程調整して来年G・Wごろ開催日を決めます。湊館長や秘書などと細部を詰めるのは管理事務所の内藤富夫所長にお願いしました。
特別天然記念物のヤマネはご存知の方も多いと思いますが海の口自然郷にたくさんいます。「山荘の布団の中で冬眠していた」とか「米櫃にいた」とか「郵便受けで出産していた」など、自然郷からの連絡で出動してやまねミュージアムで保護した個体も多いそうです。「森の忍者」とか「森の妖精」とか呼ばれる可愛らしくも謎につつまれた小動物です。
湊秋作館長は和歌山県の小学校教諭をしながら八ケ岳に通ってヤマネの研究に没頭、ヤマネやリスなどの樹上生活する動物のために道路下にトンネルをつくったり、道路に上に高架橋を作ったりする保護活動をしている方。関西学院大学教育学部教授。
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| 原田さんのところのバードフィーダーに入り込んで 寝込んでいるヤマネとそれとも知らずに餌を食べるウソ。 |
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海の口自然郷オーナー会便り(2017年8月29日)海の口自然郷周辺のストーブ用の薪の価格があまりにも違うので、オーナー会では数年前から近在店での価格情報を流すようになりました。ここ3年ほどは大きな価格変動もなかろうと調べていませんでしたが、今回久しぶりに調べてみました。
軒並み価格を引き上げていて、全体に高くなっています。3年前と同価格というのは1軒だけでした。ここは前回オーナー会から、できるだけ安い価格に据え置いてほしいという要望をしておいたところで、その後自然郷でのお得意さんが増えて、この価格でやって行けているのでしばらくこの価格で行くとのことでした。
前回も書きましたが、薪の価格が上がると、まわりにわんさとあるカラマツを何とか使えないかという思いが出てきます。成長が早い特性通り、自然郷開設50年ですっかり大木に育ち、伐るだけで1本2〜3万円です。それを捨てるのにまたお金がかかるという悪循環です。でも、西洋ストーブではやはりカラマツは厳禁です。
筆者が昔カラマツを燃やした経験では、火力が強くていいのですが、やがて煙突の繋ぎ目からタール状の粘質性の液体が染み出してきます。これがしたたり落ちるのです。これくらいはいいかと思いがちですが、危険なのはこれからです。煙突内にこのタールが付着して蜂の巣状に育ちます。最初は乾燥していますが、炎が高い時などに引火して一気に燃え出します。煙突が真っ赤になるほどの高温で、ために火事になった事例が報告されています。
どうしても燃やしたい方は、北海道などで使われている、薪ストーブがあります。細長いバスタブのような形をしていてかなり長い薪でもそのまま使えますが毎年煙突掃除が必要になります。すこし部屋が煤ける欠点がありますが、北国ではごく普通に使われているなんでも燃やしてOKの薪ストーブです。近在では長坂に下りる途中の赤い橋の先にあるストーブ店やカインズ佐久平店で扱っています。
カラマツも4〜5年(人によっては2,3年でいいという説も)外に放り出しておけばタール分が抜けて西洋ストーブでも大丈夫という方もいます。処理に困っている方は一度お試しください。自然郷にある木ではシラカバ、ダケカンバ、ミズナラはよく燃えますがすぐ燃え尽きるという火持ちの点で難点があります。ナナカマドはその名の通りまったくストーブには使えません。
なお、ご近所でまとめて、長いまま購入して好みの長さに切る「トン買い」とか「平積み」という方法で求めている方もいますので、これを受け付けているところは一緒に紹介します。また木の種類はすべてナラ(楢)です。一把は直径40センチの針金でこれはほぼ全国共通です。配達料を別に取るところもあります。
近在で薪を扱っているところの価格を高い順に並び替えて紹介します。
-----------------------------------------------------------------------------------------1、海の口自然郷管理事務所 (�� 0267-98-2224)
ジェイマート長坂店は長坂IC前のスーパー、オギノ長坂店に並んでいるところです。表向きは「配達なし」ですが、「お客様の買い上げ商品の配達はしている」とのことで、交渉すれば届けてくれる感じです。また現にここで「トン買い」をしている自然郷住人もいます。現在もそのままか聞いたのですが応対出た店員がよく知らない人だったので、直接交渉してください。
3、 ナナーズ川上店(�� 0267-97-2321)ナナーズ小海店(0267-92-2116)も扱っていましたが昨年から川上店だけになりました。ナナーズは毎年のように扱い業者が変わるところで、そのたびに価格が上下します。一時は780円という時期もありました。苦情が出たようで扱いを山梨の業者から南牧村の兼業農家に変えたりしたものの業者言いなりの高価格で客離れを起こしたようで、川上店だけで扱っているだけとのこと。
4、 中部森林組合(�� 0267-92-2070)初めて紹介するところです。小海町の国道141号線沿いにあります。以前筆者がここから薪を買っていたので問い合わせてみたのですが、現在は一把単位での販売はしていないとのこと。上で紹介した「トン買い」専門で、
1万3000円 / トンとのこと。これで薪にすると100把は取れるので3分の一の値段になります。 2メートルほどのナラの木がドサッとトラックで運ばれてくるのでチェーンソーで切断して太いものはさらに斧で割るというワイルドな作業が必要になります。
5. 南部森林組合(�� 0267-97-2518)南部森林組合は川上村役場の隣です。「トン買い」も受けつけています。ただ10トン単位というのが壁です。10トントラック1台だとナラだと13万円(プラス消費税)、ナラ半分雑木半分」だと10万円(同)、広葉樹ならなんでもいいなら7万円(同)です。200把は取れるだろうということですがこれまた相当な労力が必要です。。
6、ヤナショウ ホーム (�� 0267-92-2015)ヤナショウ92-2015)は小海町役場から数十メートル先の141号線沿いにあるホームセンターです。ここから取り寄せているいる方もあるようですので紹介しますが扱いは現在ほんの少々で、店先においてあるのは数束くらいでキャンプ用品扱いのようです」。
7、新津木材(株) (�� 0267-92-3429)小海町にある製材所です。自然郷での薪の価格がどんどん吊り上る(10年前は1把280円ほど)ことに憤慨していたら「どこよりも安くしよう」とまず低価格設定から話に乗ってくれたところです。副業でシイタケ栽培をしていて、このほだ木(ナラ)を使うのが安く出来る理由とのこと。足らなければ知り合いに声をかけて調達してくれます。ただし30杷以上の注文でカーポート下ろしということになります。ストーブによっては30センチほどの「短い」薪しか入らないお宅があります。特注することになりますが、作業する秋以降に連絡すれば注文にこたえてくれます。いずれも電話かファックスで注文、後日振込みという簡単注文です。
新津木材(株)〒384-1102 長野県南佐久郡小海町小海4429-2(以上)
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海の口自然郷オーナー会便り(2017年6月17日)軽井沢にいる友人と時々税金の話をするのですが、いつも南牧村のほうが倍ほど高いのです。南牧村役場に問い合わせたところ「こんなものです。どこでも同じです」と言われました。10数年前のことです。
ことし5月に固定資産税の税額決定通知が各戸に届いたと思いますが、改めてその友人に聞いてみたところやはり南牧村のほうがだいぶ高いのです。南牧村役場に「高いようだがもっと安くならないのか」と話をしてていたら、安くなる方法があると教えられました。
セカンドハウス認定というのを受ければかなり安くなるというのです。正式には「家屋の利用状況に関する申告書」というそうですが、その書類が東京の自宅に届きました(5月30日)。テキストだけ抜き出すとこういう内容です。 また記入例を示した文書がついていました。(添付1)
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長野県南牧村役場総務課税務係![]() |
| 添付1 記入例(クリックで拡大して読んでください) |
平素は、当村税務行政にご理解を賜り感謝申し上げます。 さて、本日ご連絡頂きましたセカンドハウス認定に関する書類につきまして、別紙のとお り「家屋の利用状況に関する申告書」を送付させていただきます。記入例を参考に家屋の利 用状況を記入していただき、利用状況が確認できる書類を添付のうえご提出ください。
ご提出の際には、同封の返信用封筒をご利用ください。よろしくお願いいたします。 ご不明な点がございましたら下記担当までご連絡をお願いいたします。
※利用状況が確認できる書類としては、高速道路料金等の交通機関利用時の領収書の写し(E TC等の利用明細等で、行き帰りの日付が記載されているもの)、南牧村内または近隣市町村 (南佐久郡内の町村・佐久市・山梨県北杜市)で買い物した際のレシート等の写し(ひと月 につき連続した2日分以上)等が必要となります。
※今月からの利用状況を来年度提出いただいた際は次年度課税からの軽減の適用となります。
南牧村役場総務課税務係 井出
電話 0267-96-2211
要するに八ケ岳に入荘して、近隣市町村で「生活」していることが証明できれば、セカンドハウス認定され、減税されるそうです。使用金額の多寡が問題ではなく、買い物した商店の領収書、温泉施設の半券、飲食店のレシートなどを添付すれば(今年度中、つまり来年3月までの分)いいとのこと。ETCはクレジット会社利用が多いとおもいますが、ネットで明細があるところをプリントアウトして添付すればOKです。
管理事務所に入退荘届を毎回出しているがそれで代用できないのかきいたところ、会社と連携していないので別途届を出してほしいということです。
また固定資産税は土地と家屋に課せられるものですが、この制度は家屋はダメで、土地に対してだけ適用されるものです。家屋にも適用してくれれば固定資産税はざっと半分になる勘定です。
ずっと前からある制度ですが、あまり使われると村の税収減につながるので広報していないという役所的発想で、「知らないほうが悪い」ということです。
そんなことで、東京の自宅に書類が届きましたが今度はご丁寧に返信用封筒(料金受け取り人払)付きで、「前年度税額をもとに試算したところ〇〇様の場合〇〇万円安くなります」とざっと20%減額になるというありがたい文言が書いてありました。
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| 添付2 申請署 (拡大してA4で印刷) |
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海の口自然郷オーナー会便り(2017年5月29日)オーナー会世話人の一人 宮崎 健さんから「北国の春」歌碑の写真の紹介がありました。下記に宮崎さんの一文と写真を紹介致します。
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| 「北国の春」歌碑 |
日付を見ると昨年の6月2日です。場所は「海ノ口城入口」の標識のあるあたり、八ケ岳カントリークラブ入口の橋があるところから50メートルほど手前の公民館のあるところです。佐久にむかって左です。
「いではく生誕の地」とあるところから、彼の生家があるのかもしれません。観光資源になるかどうかはわかりませんが テレサ・テンが中国語で歌って台湾、香港、中国、ベトナムなど中国語圏というか漢字圏では愛唱歌になっているので そちらの観光客が見込めるかもしれません。
いで・はくは現在日本音楽著作権協会(JASRAC)の会長ですが、近頃音楽教室で教える曲の使用料や、京大総長が入学式でボブ・ディランの歌詞から祝辞を述べたところそれにも著作権料を請求したり、あこぎな所業が目立つので小生のブログで何度も叩いているところです。 以上
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海の口自然郷オーナー会便り(2017年5月16日)平成29年5月8日 午後 南牧村役場でオーナー会と大村公之助村長との会談が行われました。
同席者は 池本利雄副村長、津金初雄総務課長、島崎久嗣総務課長補佐。オーナー会から原田威夫、高橋豊章の世話人2名。
面談の話題は、ロッジ山本社長との面談と概略同じでしたが、主な内容は以下。
1 大村村長から、冒頭かねてからの懸案である登山道の付け替えについて、現在ルートが2案あることが示された。関係省庁とも協議の上、近くルートの選定に入る。そのため5月9日 村の職員とロッジの関係者とで山に入り調査する。
1案は 野辺山JR最高地点の林道経由で「あずまや」に至る。 2案は 杣添川の右岸に沿った道で「あずまや」にいたる。
(「あずまや」は現在の登山口から20分ほど上がった八ヶ岳林道沿いにある小さな四阿(あずまや)と池があるところで、傍にヘリポートがある。)
2 当方からの意見要旨
2012年の地デジへの切り替え問題で痛感しているところだが海の口自然郷の利用者としても、南牧村・八ヶ岳高原ロッジとも、日頃 から意思の疎通を計って行きたい。
所有者の視点から見た問題点も有り、一方自然郷には各界に亘って種々の知見・経験を持った者も多く居るので、村の活性化について提言もさせて頂きたい。
(1)海の口自然郷の自然環境は近年著しく悪化している。
原因2 温暖化の影響か日本鹿が増殖し、しかもこれまで羚羊の生息地であった海抜1700m地区にまで及び樹皮のみならず高山植物まで根こそぎ食べ尽くしている。
村で作地に網を張って侵入を防いだこともあり、自然保護区の自然郷に集中している。
1 の対策としては、森林組合の協力も得て伐採し、間伐材の事業化(建築材・チップ・・・)など
2 の対策としては、鹿の個体数を減らすとともに、対応策として村内に屠場を作り、鹿肉の食材化、ジビエ産業などで就労人口を増やす事により、村の活性化を図る。
(2)南牧村の自然は貴重なものです。軽井沢・清里の駅前の轍は踏まないでほしい。村が本来的に持っている自然環境・資源・人材に依る活性化を促進してほしい。
(3)隠れた宝 海の口城等史跡・遺跡・いで はく「北国の春」歌詞碑、秩父事件史跡(小海町馬流)・・・。
野辺山高原の コナシ・ヤマナシ 村役場駐車場のアオナシなどの観光資源化を図る。
3 大村村長は1時間ほどで退席した。その後 管理職の3人と地デジ問題について話し合ったが、副村長、総務課長,総務課長補佐の3人共に2012年の地デジ化当時の
担当者ではないので、地上デジタル推進協議会の一方的な男山中継所の廃止以来の事実上の地デジ難民化と、南牧村営テレビの法外な地デジ加入金の経緯について説明し、
適正化を求めた。
島崎課長補佐より、この件については工事費の資料提出を当方に求め、待っている状態との発言があったが、全国的に見ても異常な、特殊な南牧村仕様という縛りが
高価格を招いている事を指摘した。
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海の口自然郷オーナー会便り(2017年5月14日)八ケ岳に春の訪れがやってきました。山にご無沙汰の冬期もオーナー会有志で都内で何度か会合を持ち自然郷でのいろんな問題を話し合ってきました。折々に会合では最近参加された方に案内して広くご意見を募るようにしてきました。例えば、4月18日東京・内幸町のプレスセンターでの集まりには吉川章さん(Mー723)、鬼頭幸三さん(R-223)が、5月4日、高原ロッジでの集まりには、渡部滋さん(Yー346)、海老澤猛さん(T-435)が初参加いただきました。
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| 5月4日の集まり。(右から時計回りに)渡部滋(Y-346)、宮崎健(Y-632)、海老澤猛(T-435)、鬼頭幸三(R-223)、高橋豊章(K-415)、原田威夫(F-217)、村山弘(K-408-1)の各氏。 |
そうしたオーナー会から集まった意見をG・W中の5月6日午前、高原ヒュッテで会社側にぶつけました。集団団交のようにしたくないので今回は(株)高原ロッジ側からは山本敏博社長一人、オーナー会からは原田威夫会長、幹事の高橋豊章、宮崎健の三人の計4人だけで短時間に集中的に話し合いました。概要は以下のようなことでした。
* 自然郷内の工事について山本社長からは自然郷の概況について話があった。国道141号の青い鳥マークがある自然郷入口から千ヶ滝までの間は南牧村管理の村道だが、今回、村予算で舗装改修工事に着手した。前村長時代から、オーナー会からは村の税収の4割近く(一般会計)も自然郷からの収入があるのに、目に見える形ではなにも自然郷のために使われていないと申し入れてきたことへの少しの改善策かと評価した。
ロッジ側の道路工事としては杣添地区の幹線道路の舗装工事に入る。これは現在道路中央に埋まっている水道管を、道路わきに埋設して、道路本体地下には砂と砂利しかないような工事を3年かけて行う。
* シカの食害について自然郷含めて南牧村にはざっと1500頭生息していて、毎年わなで捕獲しているものの数十頭どまりである。毎年シカは2割ほど増えるという繁殖力でとても追いつかない。
オーナー会からはヤナギラン、マツムシソウ、コオニユリが全滅状態でトウヒ(唐桧)、コメツガ、サラサドウダンの樹皮がかじられて毎年若木が枯れている。深刻なのは八ケ岳に多かったヒヨドリバナ、ヨツバヒヨドリはじめフジバカマ(藤袴)系の草花が全滅したことでこれを食草とする アサギマダラが見られなくなった。日本の蝶のほとんど(7割)が生息することで有名な八ケ岳は今や有名無実となっている。鹿よけのネットを張り巡らす山荘も増えてきて景観の上でも見苦しい。オーナー会では一部の人の力でこうした食草を増やす試みもあるが、植えても現状では意味がないのでシカの生息数削減を急いでもらいたいと申し入れた。
山本社長からは、深刻さはわかっている。何とかしたいと、ロッジ中庭にシカが入れない土地があるので、ここで蝶の食草を増やす試みを始めるとの報告があった。これとて、食草が食べられてはなんら進展はないことなのでまずシカの頭数を減らすことが大事だということで一致した。
これに関連して、農林水産省がシカやイノシシなどの肉を上質の食肉としてレストランなそに提供するジビエに認証制を制度化し、食肉処理場を作る行政などに助成金を出す試みが今年度中にスタートするので南牧村とともに乗り遅れないようにしてもらいたいと伝えた。(この件については直近に開かれる予定のオーナー会と南牧村の大村公之助村長との懇談会で持ち出す予定なので、次のオーナー会便りで詳述します)
* 自然郷全体を無線LAN環境にスマートフォンが普及してきました。年齢が高い自然郷ではガラケーの方も多いでしょうが、若い人ほど必需品です。自然郷では無線LANの環境にあるのは高原ロッジ館内だけです。こうしたWi-Fiによってインターネットにつながる利便性をどこの山荘でも使用可能にしてほしいという要望が高まっています。
自然郷でのケイタイの受信状況はNTTドコモがほぼ全山でOK、auが部屋のごく一部で入る山荘がある程度、ソフトバンクは全然ダメです。資金力の差で都市部だけで勝負しているところと、前身の電電公社時代の電話線普及の実績でインフラが整っているところの差です。山本社長の話では今年になってauから自然郷での受信改善に向け話があったそうでこちらはすこし改善が見込まれますが、ソフトバンクはまるで改善の見通しがありません。
一方IT技術の進歩は急速です。例えばNHKが来年度(平成30年)からインターネットにテレビ放送を流す申請を出しています。民放も追随する運びです。認められるでしょうから、来年にはパソコンやスマートフォンでテレビが見られるようになります。オーナー会では南牧村の法外なケーブルテレビ加入費用をめぐって折衝を重ねていますが腰の重い役所相手で遅々として進みません。そんな行政の鈍さは捨て置いて通信技術の進歩はスマートホンやパソコンでテレビが受信できる時代になろうとしています。
それを可能にするために山本社長に提言を行いました。自然郷全体に張り巡らされている南牧村のケーブルテレビ配線を利用するなり、独自に自然郷内10か所ほどに送信アンテナを建てる(電波の直進性で最大1キロほどしか届かないので複数施設が必要)なり、受信環境を整えてもらいたい。無線LANの送信機は10年ほど前で1基数万円だったから今ではもっと安いだろう。
自然郷内どこからもネットに繋がるとなると朗報だし自然郷のネット環境が優れていれば別荘地としての価値も向上すると思うのでぜひ一考をお願いしたいと申し入れた。これに対して、社内の若い人のIT技術も上がっていて、例えばホームページなどで早朝撮影した写真が1,2時間後にはネットにアップできている。費用と効果をこれから検討したいと返事があった。
* その他の問題一部の会員から、徴収している管理料の明細をはっきりさせてほしいとの提案があった。富士見、唐沢地区ではガス、ケーブルテレビ、電気などが共同溝に埋設されていてこの料金を別に徴収されていたが、ケーブルテレビの配線が撤去されたのに、それに見合った減額が少ないように思うということだった。この件については山本社長から「一度検討します」との返答があった。
不評が多かったロッジレストランの食事内容についてはホテルオークラにいた山田シェフが鹿島の森から来てくれて改善されたと思うと山本社長から話があったので、それはそれで結構だが、サービスのウエイターの袖口からスウェーターの柄色が出ていたり、サラダからこぼれたトマトを拾って皿に戻すようなことでは見苦しいから従業員教育に力を入れてほしいと前回同様なことを意見として伝えた。
なにより、ホテルのステータスを上げるためにパンとケーキに力を入れたらどうかと進言した。山岳リゾートホテルとして格段の地位にある上高地帝国ホテルの例をあげ、ミルフィーユを食べたいとそれだけを目当てに早くから予約を入れるファンがいる。あれだけの山の上でもきちんとパンを焼いている。ここロッジではガーリックパンにファンがいたものだが、夏にはなかなか手に入らない。窯が一つなのでたくさん作れないという。ホテルで必要な分を焼いて余ったら売店に出すというのでなく、窯を増設してでもパン職人やパティシエの養成をしてパンやケーキを売り物にしてほしい、と意見を申し上げた。
自然郷に廃屋が目立つようになった。およそ10軒くらいある。周りも迷惑だしイメージも悪いが何分私権のことなので強制することはできない。道路にはみ出した立木の伐採でもそうだが「みんなのために私権の制限」ということも考える時代が来ているのではないか。
* ロッジとオーナー会の共催で「緑陰トーク」を開催今回の社長懇談で最大の収穫は表題のように、緑陰トークについて快諾を得られたことだ。
前回のオーナー会便りで書いたが、自然を守る会の解散で緑陰トークを楽しみにしていた老婦人の会話をお伝えした。このくらいのことはオーナー会でお力添えしたいが、講演者への謝礼や宿泊などで経費が発生することがあるので、完全ボランティアのオーナー会ではお金の出所がない。どうしても会社側との「共催」という形でないと解決できない。
山本社長に率直にこのことを伝えたところ「こちらからお願いしたいぐらいです。一緒にやりましょう」と言っていただいた。細部はこれからだが、自然を守る会は高齢を理由にやめられたので再びお願いすのもどうかと思うので、現在のオーナー会幹事とロッジ側の催事担当の間で詰めていきたいと思います。当座、こういう催しをしたいと思うものがいくつかあるので、なるべくお金のかからないものから始めたいと思います。(了)
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海の口自然郷オーナー会便り(2016年11月3日)恒例のロッジ社長とオーナー会との懇談会が2016年9月19日、ヒュッテで行われました。会社側からは山本敏博社長、新任の新津栄市取締役(別荘事業部担当)、内藤富夫管理事務 所長の3人(岩井盛幸取締役別荘事業部長は家族の病気で欠席)。オーナー会からは原田威夫会長ら5人が出席。
冒頭、山本社長から会社の概況説明があり、
昨年5月末前任の白取から社長を引き継いだが、経営は2013年度から黒字が続いている。6月から高見沢取締役が退任、新津が新しく取締役に就任した。小池、岩井、新津の3人が常勤取締役
になった。
ホテル事業では、音楽堂については「人と自然の共生」をテーマに一段と力を入れていて、従来年間20興行くらいだったのを55興行まで増やしている。ジャンルもクラシックにとどま らずジャズやフォークにまで広げ、7月には公演が通算500回を超えた。今年は辻井伸行氏のピアノ演奏会が3夜連続で開かれ、いずれも満員の盛況だった。
別荘販売は、景気のほうはもう一つだが、ホームページへのアクセスが前年比110%に増え、問い合わせも増えていて前年の仲介物件は250にまで増えた。
オーナーの方の利用状況は、今年は雨が多かったにもかかわらず、入荘は前年比104%の5万件(滞在日数)になっている。平均滞在日数は7日である。
自然郷jの美化推進に力を入れていて、クラックが入った道路の舗装は、唐沢地区が4年かけて今年完了、杣添地区も改修した。なご原地区では水道管の交換工事に合わせて道路舗装を行っ
てきたが、今年春までに、唐沢・富士見入口から下2キロが完了してスムーズに走れるようになり、こちら回りで上がるクルマの通行量が増えた。今夏からその先、配水池(深井戸)から
登山口まで100メートルの工事に着手。寒冷地用に深さ1.2メートルまで砂利を入れ替えた。(この懇談会時点では完成していなかったが)10月下旬に舗装にかかり、雪が降るまでに
は工事を終わらせたい。
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| 舗装の改修工事が終わった登山口付近(ロッジのHP10/30から) |
側溝の補修も小丸地区では2年前から行っている。高石地区では泥で詰まっていることもあり、雨が入ると砂利があふれたりしていた。この対策として、コンクリートと土砂を同時に混ぜて 舗装する新しい工法で順次着工している。間伐についても幹線を中心に行っている。ホテル駐車場の間隔が狭かったので55センチほど広げた。ホテルロビーの絨毯は来年度で交換予定だ。
オーナー会側からは、春に南牧村役場で行った地デジ問題での4者協議(南牧村、信越総合通信局、総務省情報流通行政局の衛星・地域放送課地域放送推進室、オーナー会)の内容報告があり 、ことの発端がかつてロッジ側が出席した地域協議会で了承したことにあるので、これからも新村長に積極的に働きかけてほしいと申し入れた。
新村長が登山道の付け替えというアイデアを持ちだしたことは前回のオーナー会便りで報告したが、その後村長は本気で旧営林署など関係役所との折衝を行っていて、来年度から予算をつけて 進める方針であることがロッジ側から説明があった。
毎度問題になる鹿の食害についても取り上げられ、今年は特にひどく、マツムシソウ、コオニユリ、ヤナギランなどがほぼ絶滅、八ケ岳に多い蝶も食草のヒヨドリバナ、ヨツバヒヨドリが食べ られたことで名物のアサギマダラはじめクロアゲハなどが寄り付けなくなっていることなどが話題になった。2年前から管理事務所が村の猟友会に入って駆除に努めているが、昨年1300頭 捕獲したものの近隣一帯には3万600頭ほどいて、毎年2割繁殖するのでとても追いつかない。冬の間15頭ほどの集団で山荘の軒下などに入って冬越ししているようだ。小丸地区には冬も たくさん出没する。なご原地区や富士見地区では山の上からはニホンカモシカ、下からは鹿が入ってきてトウヒ(唐檜)、コメツガ、サラサドウダンが食い荒らされている。
鹿除けネットや、食害にあう樹種に布テープを巻くのが効果的で、年々こうした対策をとる山荘が増えて美観の点で問題だが、食害のことを考えるとやむをえないという状況が続いている。
このほか、オーナー会からは、地デジ問題発生の遠因でもあるが、会社側もオーナー側も、IT時代と言われるインフォメーション・テクノロジーへの勉強不足がある。南牧村ケーブルテレビへ誘 導することで即「金儲け」に結び付けるのではなく、デジタル時代の恩恵を皆が享受できるようなものにする発想がほしい。例えば、スマートホン全盛時代に合わせて、自然郷全体に無線LANを 張り巡らせる(1基数万円で1キロ四方電波を飛ばせる)などインフラ整備を急いでほしい。「ポケモンGO」のキャラクターがヒュッテに現れるとかで人が少し集まるというが、これなど並 みのキャラクターでなく、任天堂と掛け合って「レア・キャラクター」を登場させれば、飛躍的に人が蝟集するだろうし、ロッジのホームページも今は制作会社に外注しているようだが、編集 能力のある社員を採用したほうがはるかに経営効率が上がるのではないか、など提言もあった。
社長、役員との懇談内容は以上のようなことだが、これより先、8月28日にたまたま居合わせた山本社長、内藤管理事務所長、原田オーナー会会長、幹事の宮崎の4人でお茶を飲んだ際 「自然を守る会」の解散のことなどが話題に上がったので報告します。
オーナー会ができたきっかけですが、地デジ問題が発生したとき山荘オーナーの利益代表として当局と交渉する組織がありませんでした。新聞社の総務省担当記者が取材のため来荘したとき、 オーナーの声を聞きたいと言われたが、オーナー同士は横のつながりがないので困り果てたとき「八ケ岳の自然を守る会」が手を挙げてくれて、取材の窓口になり、以後、この時集まった人た ちの間で、各地区代表が幹事になって自然発生的にできたのがオーナー会でした。
「自然を守る会」のスタートは早く、30年ほど前に海の口牧場にゴルフ場をつくる計画が持ち上がった時、反対の声を上げたのがはじまりです。初代の会長の後をついだのが、なご原地区 の高橋さん夫妻で、毎年、ご主人がガリ版を切ったりイラストを描いたりし、夫人が企画を立てたり各地区を足しげく回って個人の顔をつなぎながら、山荘での音楽会や講師を招いての「緑陰 トーク」、個人で花を育てている方の花壇見学などの活動をしてこられました。20余年たち、ご夫妻とも高齢となりとてもきつくてこれ以上続けられないと、2016年春ついに「解散宣言 」するに至りました。
オーナー会幹事の一人が今夏巡回バスに乗っていたところ、乗り合わせた高齢の婦人2人が、「緑陰トークを楽しみにしていたのに残念」と話をしているのを耳にしました。
オーナー同士の横の連絡網といったものはもともとあまりないのですが、守る会が解散したとなると、あとはオーナー会しかありません。巡回バスで会話されていた高齢のご婦人方の願
いをかなえてあげられる組織としては唯一になりました。「緑陰トーク」の開催くらいは引き継ぐことができるのではないかということがオーナー会の雑談のなかに出るようになりました。
ただ一つ難点はオーナー会はすべて無料ですので予算というものを持っておらず、講演会など開いた場合、発生する講演料の原資がありません。しかしそこはアイデア次第です。自然郷には
多くのユニークな生活スタイルをお持ちの方がいます。こうした方々の好意にすがって得意な分野で一席持論を聞かせてもらうなどすればおもしろい「緑陰トーク」の場が持てるのではない
か、ということです。
これから先について、まだ雑談の域を出ないのですが、こうしたらどうだ、というオーナー会の将来像みたいな話が出ています。
自然郷での生活をより楽しくするために、オーナー会のなかに「野鳥」「カメラ」「高山植物園芸」「音楽」などの分科会を作りそれぞれが独自に集まりを持ち、情報交換の場にする
。講演料の原資を集めるため、春にオーナー会で育てたシラカバ、ダケカンバ、コオニユリその他の植物や樹木の苗木の販売会を開いたらどうか。などの意見が出ています。興味の
ある方、自分が音頭をとろうなどという方がおられれば、ぜひ名乗りを上げてください。
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海の口自然郷オーナー会便り(2016年6月13日)2016年5月31日南牧村役場で四者協議会が開かれました。昨年末来、自然郷オーナー会は霞が関の総務省本庁舎で地デジ問題で担当部署と交渉を続けてきました。その結果、 総務省から、この問題に関係する4者で協議会を開くことが提案されこれを受けてのものです。
出席者は
南牧村側からは村長、大村公之助、副村長、池本利雄、総務課長、津金昇三、地デジ問題の実務を担当してきた三井さん(女性)ほか1人の計5人。
信越総合通信局(長野)から情報通信部放送課長、柏崎安史、上席電波監理官、上田和久。
総務省情報流通行政局 衛星・地域放送課 地域放送推進室の梶田昌生・課長補佐。出席予定だった地上放送課、中屋敷
安則・課長補佐は急務で欠席。
オーナ―会からは原田威夫会長、幹事の高橋豊章、宮崎健の計3人。
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| 右端が大村村長、左隣が池本副村長、奥の2人が信越総合通信局情報通信部放送課長ら、 その前が総務省から来た地域放送推進室の梶田課長補佐。 |
前号で報告したように大村村長は昨年11月に行われた南牧村村長選で当選したばかりです。前任の菊池氏は全国でも2町村しかいないという共産党首長でしたが、大村氏は自民党の推薦 を受け8年間の共産党”政権”に終止符を打ったばかりです。前任はまったく行政能力に欠ける人物で、その場限りの約束を繰り返すものの何一つ実現しなかったので、オーナー会としてもか なり期待してこの四者協議に臨みました。
前任の村長から地デジ問題についてのこれまでのオーナー会や総務省との交渉経緯について何一つ引継ぎを受けていないというあきれた話で、仕方がないのでこれまでの交渉内容を 蒸し返しました。
1)村営ケーブルテレビの加入金が23万円というのは全国的にも例をみない異常な価格設定であること。これまで村民の95%は無料で加入していて、その後の村民についても3万円から5万 円程度で加入している。23万円というのは実質、自然郷住民に対してだけの価格設定である。しかもこれは幹線ケーブルから軒下まで引き込むだけで屋内配線は別に業者に依頼せよという 中途半端なものだ。
2)どうしてこんな高価格設定になるのか、と質したら、寒冷地なので普通のマイナス20度仕様ではダメなのでマイナス30度仕様にした、と答えた。だが、調べたら20度も30度も変わら ず、秋葉原にいけば2000円くらいで手に入る代物だ。
3)高い価格設定は業者の言いなりになっているからではないか、中部電力の子会社「シーテック」の見積もりだというが、いま一社指定の随意契約が問題になっているが、競争入札 したのか、と質問したら村の返答は「シーテックなど3社の競合入札」との返事だった。調べたらあとの2社はシーテックの下請け業者と孫請けだった。こんなことで競合入札といえるのか。
などなど。原田会長から、男山にあった中継所が突如廃止になるという知らせは寝耳に水だった。広報したというが村は管理事務所にパンフレットを置いただけで、オーナーに配布している「1500m」 という季刊広報パンフにわずか3行ほど「村営ケーブルテレビに加入のお知らせ」を3回載せただけだ。これでは緊急性が伝わらない。富士見・唐沢地区だけ男山の電波を管理事務所で受信し てケーブルテレビと称して別料金や敷設費を徴収していたという両地区特有の事情。総務省から難視聴地区に指定され、「B―CASカード」のプログラムロック解除の処置で衛星放送から テレビを見ることができるようになったが1年ほどでこれができなくなった経緯などが説明された。
またオーナー会から、自然郷全体の現在の加入状況を聞いたところ、総務課の三井嬢から「現在 663軒」との返答があった。自然郷は約1300軒建っているので、おおよそ半分が加入ずみということになる。
これに対し大村村長は「初めて聞くことが多いが、23万円の加入金については下げるなどすると、すでに加入している人との間に差額が生じ不平等になると思うので料金改定は難しいと 思う。なにかほかのことで支援できれば」とか「料金を下げられないか会社(シーテック)と話し合う。儲け第一なら、許しがたいことで厳しく交渉する」などの返答があった。
この間、信越総合通信局、総務省情報流通行政局課長補佐からは一言の発言もなし。長野県は北海道と並んで全国の有数の難視聴地区と聞くが、どれくらいの世帯数かと聞いたの に対し、「個々の事情があり一概には・・・」と要領を得ない話しぶり。難視聴世帯の把握は信越通信局の一番の仕事のはず。それがこれでは話にならない オーナー会から「役所としてこうした行政指導ができる、ほかの地区ではこうした解決法がある、など何らかの解決策を用意してくるのが筋ではないか。手ぶらで来て村とオーナー会 とのやり取りを聞いているだけでいいのか。役人用語でごたごた言われてもわからん」と怒りを込めて発言した。
総務省も何一つ解決に向かうような案を提示せず、両役所とも、何をしにここに来たのか理解に苦しむ同席だった。
この日の協議で明らかになったことは、自然郷の村営ケーブルテレビへの加入が633軒であること。3年たってまだ半数にも満たない加入数で自然郷内では依然として相当数がテレビが見 られないでいることが判明したこと。
新村長は経緯を知らされずにいたことは仕方がないにしろ、2,3割割り引くことで幕引きできないか考えているフシがある。これはその場しのぎの解決策でしかなく、国のデジタ ルへの切り替えが、双方向性を生かすことなど、視聴者にあまねく恩恵を及ぼそうという本来の趣旨からはずれている。
いずれにしろ、大した成果を得たわけではないので、オーナー会としては今後は政治マターとして問題提起するなど新しいアプローチを考えることにします。
上述の四者会談の前日(30日)、村役場に新村長などに面談しました。オーナー会幹事が東京から自然郷に集まったので、せっかくの機会だから新任の村長に祝意を表してという口実です。
自然郷では登山口付近の山荘で、早朝やってくる登山者が脱糞するというケースがあいつぎ、監視カメラを設置するところも出ていました。登山口に簡易トイレを設置してほしいと村役場に 要望してきました。
前村長は「やります、やります」というもののなにも具体的行動を取りませんでしたので、新村長にはきちんと対応してほしい、と申し入れました。そうしたら、意外な展開になりました。
先月、内藤管理事務所長と大村新村長らで登山口から横岳に視察がてら登山したそうです。その結果、登山口はスペースが狭いのでトイレの設置にはもう少し広い場所が必要だ。いっその こと登山コースを付け替えた方がいいのでこの方法を検討したいということでした。
赤岳、横岳への登山者は現在茅野側から赤岳鉱泉小屋に宿泊、山頂を目指します。4時間前後の行程です。これに対し、自然郷側側からの登山コースはぐんと距離が延びるので人気がなく一部 のマニアックな登山者専門でした。
東からの登山コースはその昔は小海線海ノ口駅から林道を上がり現在の高石地区あたりから富士見岩を通り今の登山道を上がるものでした。かなりの距離で、為に富士見岩近くに「西武小屋」 という山小舎があり一泊して上を目指すものでした。それが、海の口自然郷の開発に伴い登山口がどんどん上になり、現在の富士見地区になりました。おかげで行程は3時間ほど縮まり現在で は登山口から横岳山頂まで3時間半の行程になり、クルマで午前四時ごろ到着してクルマを置いて登山するひとが爆発的に増えました。昨夏、ある土曜日は路上駐車56台を数えました。
大村村長は管理する臼田営林署(現在は名称が変わって「中部森林管理局東信森林管理署」)などと相談しなければならないからと、まだしかと固まった案ではありませんが、実現すると 隣の尾根のどこかで少し広い駐車スペースが取れ、簡易トイレなども設置できるところという程度です。
現在の登山路は登山口から30分ほどあがると四阿(あずまや)と人口池があり八ケ岳林道と交差する場所に出ます。ここまでは散歩に出かける人も多いのでご存知の方もいるかと思いま す。さらに上がると「最後の水飲み場」という湧水場所に出ます。この先から尾根をいったん下がり、谷底から再度登りにかかり隣の尾根に上がり頂上を目指すコースになっています。林間 コースで展望もなくもう一つ人気がない理由です。
新しい「隣の尾根」案というのは、尾根を下がると141号線の「IR小海線最高地点」に至ります。こちらから尾根を上がったどこかに新登山口ができると赤岳、横岳への行程はさらに縮 まることになります。自然郷内の簡易トイレの問題など別次元の話です。
南牧村はこれまで全国でも2例ほどしかない「共産党員の首長」でした。地方自治に政治色がそんなに反映されることはないと思っていましたが、どうもそうではなかったようです。共産 党の「大企業敵視政策」が「金持のいる自然郷」にすり替わっていたように思えます。現在調べていますが固定資産税は軽井沢の2倍ほどになっているし、自然郷内の道路を「村道」に編 した(村道の延長キロ数で交付税が違う)ものの、補修など何一つ行っていないこと。地デジ問題など自然郷だけ差別的な価格になっていることなどです。
自民党系の村長が誕生した昨年12月の村議会(議員8人中共産党1人)では共産党議員が新村長に「憲法9条2項についてどう思うか」質問しています。2項は戦力を持たないというもので 彼らがにう自衛隊違憲論の根拠としているものです。国政レベルの問題を地方議会、人口3000人の村に持ち込んでどうなるのかという話です。
自然郷敵視策と言わざるをえない一例があります。新村長も知らなかったようですが、村が開設しているホームページに「南牧村の歩み」という項目があります。ここから海の口自然郷開発 の50年の歴史がまったく消えているのです。
以前はあったという人もいます。西武セゾングループの西洋環境開発が50年前大きなビジョンをもって開発した自然郷は現在1300戸。天皇・皇后両陛下がお泊りになり、秋篠宮家が 毎年「御用邸」のように使われるようになり、多くの観光客が訪れています。何より南牧村の税収の「3割から4割」を占め、村にかなりの雇用をもたらすなど無視できないほど「貢献」し ているはずの自然郷の存在を抹殺してしまっています。誰も覗かない村のホームページで新村長もこのことは知らなかったようですが、作為的に「消した」と言われてもしかたがないでしょう。
このほか、新村長とは自然郷の間伐の問題を取り上げました。カラマツが高くのび視界を遮り、倒れると家屋の損壊を招くなどの心配があるものの、伐るには何万円もかかりさらに運び出す ためにまた金がかかるという実態です。大村村長は「自然郷の人は一木一草切らぬ、と思っていたが、話が逆だとは初めて聞いた」といい、「最近は木材価格も上がっていてペイする段階と 聞いているので、一度森林組合とも話している。手ごろな大きさのカラマツが無料でというなら、両方にメリットがある話で考えてみる価値はあると思う」と話していました。
以上
