18)Tuesday, Thursday :火曜日、木曜日
Tuesday,Wednesday,Thursdayと続く週の真ん中の曜日は、淡々と仕事が流れる日々で、行事のある土日に比べ影が薄い。さあやるぞと意気込む、あるいはこれからまた仕事かという月曜日、やれやれ明日は休みだという花の金曜日に比べても存在感が薄い。そんな背景もあり、さらにTuesday
とThursday は、Tで始まり、発音が似ているので、時々どっちが火曜でどっちが木曜であったかと迷うことがある。そんなとき、昔父から伝え聞いた曜日の覚え方を口ずさみ、確認する。
月夜に酒をのマンデー
火に水かけてチューズデー 水田に苗をウエンズデー 木刀腰にサースデー 金つばよりはフライデー お土産持ってごぶサタデー 日輪空に燦サンデー 独特の尻上がりの調子をつけて唱えるのだ。古色蒼然とした文言だが、覚えやすい。最後の日曜日についてはこうであったか定かでない。日曜日がサンデーであることを間違えることはないので、特に印象に残らなかったのだろう。
ところで、「曜日」というのは英語で何というのだろ。思いつかなかった。「ジーニアス和英辞典」(大修館)で「曜日」をひいてみた。「曜日」に相当する単語は載っておらず、「今日は何曜日ですか」という例文に対する英文が載っていた。
What
day(of the week) is it today?
What's today?
最初の例文では形式的には「day」が「曜日」に相当する。それで、「リーダーズ英和辞典」(研究社)で「day」をひいてみたが、「曜日」という訳語はなかった。最初の例文の括弧を取った「day
of the week」というのが「曜日」に相当する英語のようだ。
週の真ん中は行事が少ないと言ったが、アメリカの大統領選挙では、火曜日が特別な日である。大統領選挙の投票日は11月の第1月曜日の次の火曜日と決められている。今回の投票日11月2日は最も早い投票日となる。その他に3月の上旬の火曜日には20州余りで一斉に予備選挙が行われ、この日はスパーチューズデーと呼ばれている。
(04/11/20 UP)
追記:
このページを読んだ知人から以下のようなコメントが寄せられた。
「…中学の英語の単語テストで出る曜日は、火曜、水曜、木曜です。間違いやすいスペルだからです。そうそう、エッセイの中の水曜の綴りが間違っているように思いますが、……」
指摘された通り水曜日は「Wensday」となっていた。私は中学のテストも不合格でお恥ずかしい限りである。それにしても「ウエンズデイ」の表記が「Wednesday」とは!!
(04/12/20 UP)
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